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JAIST MOS TOP:コンセプト

サービス・イノベーションに向けた、
JAIST MOSの4つのアプローチ
「価値」「ネットワーク」「創造性」「融合」

JAIST MOSは「サービス・イノベーションを先導する人材の育成」を使命としています。

新しい価値を創造するサービスを「見出し」、「デザインし」、「実装する」という3つの能力を持つ人材を養成します。

第一の「見出す能力―洞察力」は、環境の変化を敏感に感じ取り、今、何が必要とされているのかを知る「アナリストとしての能力」です。第二の「デザインする能力―デザイン力」は、見出した新たなサービスを実現するために必要な要素(科学技術など)を選択・調達・開発する「探究者としての能力」です。第三は、「実装する能力―実装力」です。逆風や困難の中にあっても行動し、周囲を説得し、牽引する「志士(noble idealists)としての能力」です。

私たちが描く「サービス・イノベーション人材」は、サービスを通じて、世界のあり方を大きく変える可能性を秘めた人材、いわば「未来」そのものです。私たちは「未来」を育て、「未来」とともに歩みます。

JAIST MOSの修了生は、より高い次元のサービス・イノベーションを実現する人材として、サービス・イノベーションの第一線で活躍することになります。

サービス企業や製造企業でサービス事業のオペレーションに携わってきた中堅・若手のみなさんは、現場で培ったサービスの暗黙知を基盤として、JAIST MOSでサービス・イノベーションの融合的・俯瞰的な視野を獲得し、オペレーションの現場からサービス・イノベーションを主導することになります。

JAISTはいち早くサービス・イノベーションの研究・教育に着目し、日本において先導的な役割を果たしてきました。

今、JAISTは蓄積してきたサービス・イノベーションに関する知的資源を、サービス・イノベーション人材の育成に結集させました。それがJAIST MOS(北陸先端科学技術大学院大学サービス経営コース:Management Of Service Master's Program)です。

サービス・イノベーション人材は、サービスというかたちのないものを対象に、イノベーションを創出します。このような人材を育てる教育プログラムは、理論や方法論を備えているだけでは十分ではありません。創造的な視点・視野、仮説設定力を持ち、具体化していくためのシステム統合力と実践力を養うことが必要なのです。

JAIST MOSは、JAISTが蓄積してきた「知識科学」と「情報科学」の知見を結集し、サービス・イノベーションに特化した、世界的にも先駆的な教育プログラムです。

JAIST MOSのカリキュラム・スキームは以下の4つのアプローチから描き出したものです。

「価値」
知識科学からのアプローチ

「価値」知識科学からのアプローチ

JAIST MOSの母体の一つである知識科学研究科は、世界で初めて「知識」をテーマとして設立された研究・教育機関であり、「知識創造」という切り口で知識のメカニズムを探究しています。サービスにおけるカギとなる「人間」や「価値」を探究し、サービスの新たな可能性を創出するためには、既存の学問領域に囚われることのない視点が不可欠です。JAIST MOSでは、知識科学研究科で培った学際的研究・教育を背景に、サービスの新しい問題に取り組みます。

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「ネットワーク」
情報科学からのアプローチ

「ネットワーク」情報科学からのアプローチ

「所有価値」を前提にして、発展を遂げてきた製造産業が、新たに「利用価値」を提供するサービスビジネスへ展開する際に、キーとなるものが「情報通信技術」であると、JAIST MOSは考えます。JAIST MOSの母体の一つである、情報科学研究科が蓄積してきたITの知をサービス・イノベーション創出人材育成に向けて提供していきます。JAIST MOSは精神論に終わらない、サービス・イノベーションを実体化していく基礎力を大切にしています。

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「創造性」
ビジネス科学からのアプローチ

「創造性」ビジネス科学からのアプローチ

産業競争力の源泉は、経済活動に関わる要素の新たな組み合わせによって価値を創造することにあります。日本は、ものづくりにおいて、イノベーションを創出してきました。新たにサービス・イノベーションに挑むことで、日本はさらに大きな飛躍を遂げるとともに、世界の繁栄に貢献することができます。それはサービス産業のみならず、製造業においても必要な視点です。JAIST MOSは、企業の盛衰を分け、日本の産業競争力の未来を握るサービス・イノベーション人材のニーズに迅速に対応します。サービス・イノベーションの最前線に立つみなさんが抱える課題こそがイノベーションの種なのです。

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「融合」
横断型科学技術からのアプローチ

「融合」横断型科学技術からのアプローチ

JAIST MOSでは、新しいサービスの創造を、「多分野の知識融合プロセス」であると考えています。そこでは、「文の知」と「理工の知」という枠組みは、サービスというレイヤーによって、統合される必要があります。科学は新たに体系化されていきます。物理や化学といった自然科学の摂理を利用した、電気、機械、情報など既存の領域概念に依存した技術(例えばナノテクノロジーや光通信技術などの「縦型の科学技術」)のみでは、人間の社会が抱える複雑な問題を解決することはできません。そこで必要になるのが、「横断型の科学技術」、つまり人間のニーズ実現のためのエンジニアリングや方法論です。JAIST MOSは、JAISTが持つ知識科学の知見を横断型科学技術に適用していきます。

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