在学生・修了生の声(藤原 綾さん)
知的な強さを身に付けるための、
学びと研究経験を重ねる場
私は、情報科学の手法を材料科学に取り入れた分野、マテリアルズインフォマティクスの研究室にいます。修士論文の研究として、メタンの酸化カップリング反応における触媒の種類と生成条件プロセスの探索に取り組んでいます。博士後期課程では、計算化学に関する研究に臨むつもりです。
本学には、多分、他の大学院にはない特徴が多々あります。まず、入学してからマテリアルサイエンス、情報科学、知識科学のどの分野に進むか、十分に検討して選べます。授業では、自分の専門ではない分野の科目も受講でき、他分野の学生とも親しくなれます。マテリアルズインフォマティクスのように分野横断的な学域では、多様な知識は強みになります。また、研究装置が充実しているため、例えば装置の使用を予約して順番待ちといったストレスがありません。このように、不自由のない研究環境が与えられるからには、挫けるわけにはいかない、そんな気概が湧きます。
マテリアルズインフォマティクスでは、高効率化はキーワードの一つですが、私もまた、日々の研究を通して効率的に物事をこなせるように成長したい。こうしたモチベーションを持てるのも、JAISTの為せる業では、と思います。
(掲載内容および所属・役職はインタビュー当時(令和2年1月)のものです)
藤原 綾 さん
博士前期課程 谷池研究室(物質化学領域)