マテリアルサイエンスを選ぶ15の理由
最先端の大型研究機器(800MHz-NMR、TEM、収差補正STEM、SQUID、GFIS-FIB、FT-ICR MS、XPSなど)は、技術職員と教員によって保守・管理されています。学生は、所属研究室の実験装置に加え、200台を超えるこれらの共通実験装置を日常的に用いて研究活動を行っています。所有している最先端研究設備は、他大学や企業の方に公開し、研究開発をサポート・活性化する事業にも参加しています。
グラフェンをはじめとする新奇な原子層材料・デバイス(水田教授)、シリセンの構造と電子状態(高村由起子教授)、タンパク質の精密解析(大木教授)、リチウムイオン2次電池の課題解決(松見教授)など、世界的に注目を集める研究を行っています。
教員一人 当たりの 論文発表数 |
国立大 1位/全国 3位※1 |
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理工系大学で世界 8位※2 |
国際共著 論文比率 |
国立大 3位/全国 5位※1 |
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教員の高いアクティビティにより、毎年多くの研究成果が論文発表されています。学生が取り組む研究成果が国際学術論文として発表され、次世代の科学技術の礎となっています。
※1:朝日新聞社出版「2020 大学ランキング」
※2:SciVal/Scopus 論文データベースより本学にて算出(2021 年1月時点)
科学研究費の 採択率 (研究者当たり) |
国立大8位※1 0.61 件 |
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資金獲得力 (外部資金の 獲得度合い) |
評価 A+(最高評価)※2 |
企業との共同研究 研究者当たりの研究 |
国立大4位、全国7位※3 |
科研費の他、科学技術振興機構(JST)、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、環境再生保全機構(ERCA)など多数の大型プロジェクトが採択され、遂行されています。学生もプロジェクト研究や企業との共同研究の一端を担う研究メンバーとして参画しています。
※1:令和2 年度実績
※2:東洋経済「本当に強い大学2020」
※3:朝日新聞社出版「2019 大学ランキング」
物理・化学・バイオのそれぞれの分野で世界の第一線で活躍している教員が、未来材料創成を担う人材を組織的に育成しています。若い教員や外国人教員の比率も高く、学生のチャレンジ精神とグローバルな視点を共に養える環境になっています。
37歳以下の 若手教員の割合 |
29.0% |
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外国人教員の割合 | 19.4% |
企業出身の教員の割合 | 11.3% |
いずれも令和2年5月1日現在
学生一人当たりの教員数は多く、全国でもトップレベル。一人の学生に対して、主指導教員、副指導教員、副テーマ指導教員(またはインターンシップ指導教員)の3 人が教育・研究を指導します。学生の希望に応じて、複数の教員が異なる視点から研究指導に参加し、柔軟かつ多角的な指導と教育を受けることができます。学部の無い大学院の強みを活かし、生活面や就職活動などについても教員に気軽に相談できる体制が整っています。
人間力や創出力を培うためのコアカリキュラム(必修科目)を開設し、就職活動等に役立ててもらっています。また、 他分野出身者が基礎知識を学ぶ「導入科目」 をはじめ、「基幹科目」、「専門科目」、さらには英語による「先端科目」を段階的に修得できるカリキュラムを提供しています。ネイティブの講師による実践英語教育も充実しています。
個々人のキャリア目標に対応した教育プログラムを提供しています。国内最高水準の給付型奨学金制度を設け、柔軟な修士教育と革新的な博士教育を行っています。学部3 年からの飛び入学もできます。海外の学術交流協定機関等と連携した「研究留学制度」、海外での研究発表を支援する「学生研究・海外研修制度」、海外インターンシップ参加を支援する「インターンシップ助成制度」など、学生の学外研修に関する様々な支援制度を展開しています。
博士前期課程修了者( 帰国留学生を除く)の約8割は民間企業に就職しており、就職支援室がその就職活動を支援しています。自己分析対策、履歴書やエントリーシートの記入指導、業界・企業研究、インターンシップマナーガイダンス、面接練習、SPI模擬試験(無料)、学内合同業界研究セミナー(約100社)、学内個別企業セミナーなどを行います。博士後期課程への進学率は2割弱で、博士号取得後には、企業・大学・研究機関等、社会の各方面で活躍しています。
主な就職先
アイシン精機、アルバック、出光興産、荏原製作所、コニカミノルタ、シャープ、 住友ゴム工業、セイコーエプソン、積水ポリマテック、 第一工業製薬、 大日本印刷、 中外製薬、 TDK 、テルモ、デンソーテクノ、東京エレクトロン、東京電力、東芝、 TOYO TIRE 、東レエンジニアリング、ニコン、日産化学、日東電工、 日本特殊陶業、 ニフコ、日本電産、パナソニック、浜松ホトニクス、日立製作所、ファンケル、 古河電気工業、三菱ケミカル、三菱電機、三菱マテリアル、村田製作所、 メニコン、 ヤマハ発動機、リコー、ルネサスエレクトロニクス、 YKK ほか
基本的能力・学力と意欲を重視し、既往の専攻分野や経歴にこだわりません。一般入試は面接を主体としており、博士前期課程は7、10、1月の年3 回実施しています(本学・東京・大阪の3 会場で実施)。 推薦入学制度や随時選抜制度もあります。
日本学生支援機構奨学金の採用率は高く、勉学に専念できます。また、TA・RA・LAとして雇用され給与を受け取ることもできます(支給を受けた学生一人当たりの平均年額/ TA:12 万2 千円、RA:21万6千円、LA:13万2千円、令和2年度実績)。その他、留学生のためのチューター制度など様々な学内での雇用による経済支援制度があります。
TA:ティーチングアシスタント
(学生の教育補助)
RA:リサーチアシスタント
(教員の研究補助)
LA:ラボラトリーアシスタント
(研究室運営補助)
※博士後期課程学生に対しては、新たな雇用型奨学金制度を検討しています。
JAISTは学部を持たないため、学生の出身はさまざまです。社会人経験者、企業からの派遣研究員も数多く在籍しています。外国人留学生の比率は42%(令和2 年5月1日現在)と全国トップクラスで、多種多様な国々の学生と触れ合い、国際感覚を身につけることができます。また、海外の協定校との連携プログラムによって、海外留学の機会もあります(博士後期課程)。
全学生の約60%が入居する学生寄宿舎の家賃は月額12,540 円。冷蔵庫、エアコン、洗濯機・乾燥機も完備されており、初めての一人暮らしでも費用は最小限に抑えられます(家賃及び光熱水費等併せて月々約15,000 円)。部屋には超高速ネット環境が整備されており、BBC・CNNが受信できます
カフェテリア方式の食堂、コンビニエンスストア(土日も営業)、体育館、トレーニングルーム、テニスコートなどが学内にあります。附属図書館は24 時間年中無休で開館しており、時間に制約されず学問に打ち込むことができます。また、カーシェアリング制度を利用することで、買物やレジャーなどに車が利用できます。
JAISTは石川県のほぼ中央に位置し、研究棟の窓からは日本海を望むことができます。JAISTのある能美市は、東洋経済誌の「住みよさランキング2020」で、全国で10位にランクインしています。古都金沢からほど近く、周辺には温泉やスキー場が多く存在するため、気軽にリフレッシュすることができます。2015 年3月には、北陸新幹線が開業しました(東京から金沢まで約2 時間30分)。また、小松空港から羽田空港までの所要時間は約50分です。JAISTからJR 小松駅まではオンデマンドバス(無料)で約30分です。