社会人のための環境
社会人フレンドリーな学習・研究環境の実現
一般的に現職の社会人が大学院で学ぶ際には、他の学生との時間・空間の共有が十分にない傾向にあります。特に、本事業が想定している医療現場の社会人学生は時間・空間の制約が大きいと考えられます。
グループ学習の教育制度化
現場の問題を研究の対象として定式化し、問題解決に向かう上で、グループ学習が有効であるとJAISTの研究で実証されています。(※H19採択大学院教育改革支援プログラム「グループワークによる知識創造教育」)
問題をグループで議論(アーギュメント、argument)するためには、必要となるスキルが必要です(下図参照)。特に、大学学部教育を受け足り、職業を持つようになることで、スキルは更なる高度化を遂げます。医療サービスサイエンス教育は、この「高等教育・職業」フェーズの後期に位置づけられます。本プロジェクトでは、アーギュメントスキルを重視した、実践的な教育を提供します。
そこで医療サービスサイエンス教育において、グループ学習を基本的な教育制度として再設計し、専門科目の一部として単位化します。
連携大学が保有する専門性を生かして、医療情報システムの演習(宮崎大学)、医療サービスサイエンスの実践(宮崎大学、順天堂大学)、先端知識メディア環境(JAIST)を実地で観察し、集合研修で研究者や実践者との活発な議論を通じて、理解を深めます。
遠隔講義・研究指導のための情報環境整備
JAISTの遠隔講義配信システムを宮崎大学、順天堂大学でも活用します。研究指導に必要となる双方向のコミュニケーション知識メディアをカスタマイズ・整備するともに、遠隔講義と教室講義のベストブレンディング・ガイドラインを作成し、より実用的な遠隔教育・研究の知識メディアを開発・利用します。
実践的な人材育成のための医療サービスサイエンス教育プログラムの開発の連携大学
実践的な人材育成のための医療サービスサイエンス教育プログラムの開発の連携機関
実践的な人材育成のための医療サービスサイエンス教育プログラムの開発プロジェクトについて
- 北陸先端科学技術大学院大学が推進している「実践的な人材育成のための医療サービスサイエンス教育プログラムの開発」プロジェクト(文部科学省「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム(平成21年度)」選定事業)は、北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)、順天堂大学、宮崎大学がそれぞれの保有する知的資源(知識科学:JAIST、医療情報学:宮崎大学、医学:順天堂大学)を総合し、「医療サービスサイエンス」の創成と教育プログラムの開発を行っています。[詳しく]
- 「医療現場でのサービス」の社会的要請に応える、実践的な教育プログラムの開発のため、積極的に医療現場との連携を図っていきます。

実践的な人材育成のための医療サービスサイエンス教育プログラムの開発プロジェクトへのお問合せ
- 「実践的な人材育成のための医療サービスサイエンス教育プログラムの開発」プロジェクトでは、より実践的・ニーズ融合的なプロジェクト運営をめざして、お問合せ・ご意見を広く受け付けています。
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