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Visual Computing &
Fun Computing

CG,特にプロシージャルモデリング質感表現に関心を持っています.また,メディア技術とセンシングデバイスの組み合わせによるインタラクティブな仕組みの開発にも興味を持っています.今までにない新しい表現手法を生み出すことを目的に,CG技術をコアにその周辺分野の知見を積極的に取り入れています.

従来の情報処理技術は,基本的に処理の効率化を第一義にしたものです.しかしながら,処理された結果を利活用するのは人であり,最終的には人の生活の質を豊かにすることが重視されるべきと考えます.一方,人が何を感じ,どこに価値を見出すか,人の持つ評価関数自体がブラックボックスであり,人に提示すべき情報の質や量の適正値も,何が正解なのかは未だ解明されておりません.人の生活の質を豊かにすることは,生活の中の「あそび」に現れることが大半であり,効率化とは無縁の世界です.具体的には,絵画や優れた音楽などの芸術作品の鑑賞であり,おいしい料理を囲んでの気心の知れた仲間や恋人との語らいであり,ビデオゲームやボードゲームによる娯楽、さらには音楽演奏や絵画、園芸などの創作活動も含まれます.世界の第三次産業の発展とともに,サービスや文化、生活の質を向上させる分野へと工学系の研究のベクトルはシフトしつつあります.その一部は,前述した具体例に密接に関連した事項であり,これまで培ってきた基礎技術の上に立脚した,より人間寄りの応用研究分野へと関心が向いていると考えます.

このような人間寄りの研究分野は,評価基準が確立されておらず客観的な評価が困難であることや,大量生産による経済発展への寄与が少ないこともあり,これまでの工学系での研究ではあまり積極的に取り組まれて来ませんでした.しかしながら,昨今の消費動向を見るに,既に製品の基本性能はほぼ横並びであり,どのような付加価値を付けるのかが製品の差別化のキーとなり,工学系の研究スキームのパラダイムシフトが必至であると考えています.それには,魅力的な意匠デザインや製品を利用する消費者の体験のデザイン,操作に関するインタラクションデザイン,身体性のリアリティ・拡張表現などに関わる研究が深く関連するでしょう. 当研究室では,人の創造活動の支援や感性表現およびリアルな感覚提示の研究を主とした,モノとコト,ヒトをつなぐ新たな学術基盤の創成を目標としています。具体的には,マルチモーダル情報を統合したインタラクションモデルおよびインタフェースを,創造活動支援や対話メディア(Fun Computing)など,多方面に展開する研究を推進します.また,人の質感認知に関するマルチモーダル,クロスモーダルな情報処理の仕組みを解明したいと考えています.

Visual Computing プロシージャルモデリング,質感表現,テクスチャ生成, アニメーション,ノンフォトリアリスティックレンダリング,画像処理などの研究を進めています.また,感性情報処理や創作活動支援,質感認知などにも取り組んでいます.
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Fun Computing “Fun Computing”とは,人々を楽しませるためのメディア技術の応用法を意味する造語です.Fun computingは,エンタテインメント分野のみならず,身体トレーニングやリハビリテーションなど,活動への動機付けが必要である分野も研究対象として含んでいます.
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TOPICS
2016.05.3
プロシージャル技術のパネルを追加。
2015.07.1
研究室の目標などを追記しました.
 

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