高温超伝導体電界効果素子

 ジョセフソン接合は 2 端子素子であり、それを用いた論理素子、記憶素子は半導体のものと大きく異なる。これが、超伝導体素子を特徴的なものとすると同時に多くの課題を生ずる原因ともなっている。 ペロブスカイト Mn 酸化物はその組成を変えると、絶縁体から金属まで変化する。特異なのは、絶縁状態に磁界を加えたり、X 線、可視光の照射、電界の印加より数けた電気抵抗が減少し、金属的になることである。

 このような物質は他に例がなく、世界的テーマとなっている。 このとき、ペロブスカイト Mn 酸化物は反強磁性から強磁性的になると考えられている。電界効果はその機構を含めまだ未解明な現象である。この現象の開明と、これを利用した電界効果素子の可能性を探索中である。


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