主な業績
- 伊藤泰信
『先住民の知識人類学:ニュージーランド=マオリの知と社会に関するエスノグラフィ』
世界思想社(xiii+405頁、4800円+税)[科学研究費補助金(研究成果公開促進費)による単著出版],2007.
(第7回日本オセアニア学会賞、受賞:2008年3月)
- 伊藤泰信編『ラボラトリー=スタディーズをひらくために──日本における実験系研究室を対象とした社会科学研究の試みと課題』JAIST Press(123頁)
- 杉本洋・伊藤泰信「『病気』の表現活動にみる生存者の肯定の技法」『九州人類学会報』第37号, 2010,pp.51-68.
- 大戸朋子・伊藤泰信「同一嗜好の女子たちをめぐるメディア・表象・実践」『九州人類学会報』第37号, 2010, pp. 69-87.
- 伊藤泰信「学という市場、市場のなかの学──人類学とその外部環境をめぐって」織田竜也・深田淳太郎編『シリーズ来るべき人類学──経済からの脱出』春風社,pp.25-55, 2009.11
- 伊藤泰信「実験系研究室における差異化と微視的変化をめぐって──大学院大学のバイオ系ラボラトリーの『のれん分け』の事例から──」『九州人類学会報』36:77-85, 2009.
- 伊藤泰信「はじめに」伊藤泰信編『ラボラトリー=スタディーズをひらくために──日本における実験系研究室を対象とした社会科学研究の試みと課題』JAIST Press, pp. 4-12, 2009.
- 伊藤泰信「実験系ラボラトリーにおける諸活動把握のための組織社会学的メモランダム──組織形態比較を中心に──」伊藤泰信編『ラボラトリー=スタディーズをひらくために──日本における実験系研究室を対象とした社会科学研究の試みと課題』JAIST Press, pp. 40-52, 2009.
- 伊藤泰信「実験系ラボラトリーにおける電子化ツール導入の事例から──ラボ運営の理解の一助として──」伊藤泰信編『ラボラトリー=スタディーズをひらくために──日本における実験系研究室を対象とした社会科学研究の試みと課題』JAIST Press, pp. 54-62, 2009.
- 伊藤泰信「実験系ラボラトリーの研究における不確実性をめぐって──予備的覚え書き──」伊藤泰信編『ラボラトリー=スタディーズをひらくために──日本における実験系研究室を対象とした社会科学研究の試みと課題』JAIST Press, pp. 64-74, 2009.
- 伊藤泰信「大学における実験系ラボラトリーの『のれん分け』に関するノート──微視的事例分析──」伊藤泰信編『ラボラトリー=スタディーズをひらくために──日本における実験系研究室を対象とした社会科学研究の試みと課題』JAIST Press, pp. 76-82, 2009.
- 伊藤泰信「先住民の文化運動とマスメディア」『HBF:放送文化基金報』,No.71,2008
- 伊藤泰信「度外視される効率性、ナショナリズムの強度──ニュージーランド先住民マオリ独自の小学校──」『オセアニア』,No.79,2008
- 伊藤泰信「ニュージーランド先住民マオリにおける知とマスメディア」『北陸人類学研究会ニューズレター』(北陸人類学研究会)No.22, pp. 5-6.
- 伊藤泰信「実験系ラボラトリーにおけるデータの電子化をめぐって──技術・組織・パフォーマンス─」『研究・技術計画学会第22回年次学術大会講演要旨集』(研究・技術計画学会), CD-ROM版.
- 伊藤泰信「先住民の文化復興運動とメディア──マオリ専門テレビチャンネルの開設と民族アイデンティティの再構築──」『研究報告』(放送文化基金),1-10,2007.
- 藤光勢・伊藤泰信「分業・工程・合議からみる製造現場のミクロ=エスノグラフィ」『九州人類学会報』34: 23-36,第34号, 2007.
- 伊藤泰信「実験系研究室における知識生産活動把握のための組織比較の試み──ラボラトリー=マネジメント以前──」『知識創造場論集』4(2): 64-75, 2007.
- 伊藤泰信・水元明法・塚本匡俊・柳川章博「実験系研究室の現場におけるデータの電子化をめぐる諸問題──デジタルペン導入の事例から──」『知識創造場論集』4(1):29-32,2007.
- 伊藤泰信・塚本匡俊・水元明法・柳川章博「ラボラトリー研究の課題──文化人類学的メモランダム──」『研究・技術計画学会第21回年次学術大会講演要旨集II』(研究・技術計画学会), pp. 1132-1135, 2006.
- 伊藤泰信「『マオリ個別の知』の発現と伝達──知識社会学的視点から──」綾部恒雄監修、前川啓治・棚橋訓編『講座世界の先住民族──ファースト・ピープルズの現在 第9巻 オセアニア──』,明石書店. pp. 147-161, 2005.
- 伊藤泰信『ニュージーランド先住民の知識のエスノグラフィ──マオリ個別の知と社会──』九州大学大学院比較社会文化学府提出博士(比較社会文化)学位論文. 全303頁, 2005.
- ITO, Yasunobu, ‘On Maori Studies as a discipline and its differentiation: from the viewpoint of social systems theory', The Journal of New Zealand Studies (NZSSJ), Volume 11, pp.11-24, 2004.
- 伊藤泰信「二文化状況下の移民と先住民──ニュージーランドにおけるアイランダーの学とマオリの学──」清水昭俊編『太平洋島嶼部住民の移民経験』一橋大学大学院社会学研究科社会人類学研究室刊, pp.61-96, 2004.
- 伊藤泰信「システムのカップリングについて──宗教システムとその環境──」『九州人類学会報』(九州人類学研究会),第30号, pp.59-62,2003.
- 伊藤泰信「ニュージーランド先住民における学と宗教──ゼマンティークとシステム分化形態との相関──」『九州人類学会報』(九州人類学研究会), 第30号, pp. 81-87, 2003.
- 伊藤泰信「ニュージーランドにおけるマオリ学とシステムの機能分化」『社会分析』(日本社会分析学会) , 第29号, pp.113-133, 2002.
- 伊藤泰信「ニュージーランドにおけるマオリ個別の学校教育──トータル=イマージョン=プログラムについて──」『オセアニア学会NEWSLETTER』 (日本オセアニア学会) ,第71号, pp. 9-17, 2001.
- 伊藤泰信「ニュージーランドにおけるマオリ語、その社会言語学的側面について」.『ニュージーランド研究』(ニュージーランド学会),第7巻, pp. 27-34, 2000.
- 伊藤泰信「知の状況依存性について──知識人類学試論──」. 『社会人類学年報』(東京都立大学社会人類学会、弘文堂), 第26号,pp.97-127, 2000.
- 伊藤泰信「アイヌの現在の民族誌に向けて」. 『民族学研究』(日本民族学会[現 文化人類学会]), 第61巻2号, pp.302-313, 1996.
- 伊藤泰信・水岡隆子「白山麓『出作り文化』の知の今日的伝承」『平成19年度地域課題研究ゼミナール成果報告集』, 大学コンソーシアム石川事務局.pp. 29-34, 2008.
- 伊藤泰信:「二文化状況下の移民と先住民──ニュージーランドにおけるアイランダーの学とマオリの学──」清水昭俊編『太平洋島嶼部住民の移民経験』文部科学省科学研究補助金報告書, 2004.
- 伊藤泰信「先住民マオリの価値観と科学的認識論との比較および相互関係性の検討」『平成12年度研究・活動助成報告集』(庭野平和財団),第10巻, pp. 50-55, 2002.
- 伊藤泰信「ニュージーランドにおけるマオリ学(MaoriStudies)とシステムの機能分化について」『福岡発・アジア太平洋研究報告』(アジア太平洋センター) ,第10号, pp. 118-127,2001.
- 伊藤泰信「ニュージーランドのなかのマオリ語という言語──社会言語学メモランダム──」『radix』(九州大学大学教育研究センター),第25号, 2000.
- 伊藤泰信「マオリの知識状況における『未分離』について」『Crossover』(九州大学大学院比較社会文化研究科)第10号, pp.15-16, 2000年.
- 伊藤泰信「ニュージーランド先住民マオリをめぐる、知識人類学的研究──経済開発の中での伝統的知識の分布・伝達様式・運用論と『抵抗』──」『平成11年度三菱財団報告書』(三菱財団)第30号, pp. 367-368.1999年.
- 伊藤泰信「ニュージーランド観光地ロトルアにおけるマオリの知識の分散性と状況依存性」『福岡発・アジア研究報告』(アジア太平洋センター)第7-1号, pp. 19-28, 1998年.
- 伊藤泰信「Fabian, Johannes, Time and the Other: How Anthropology Makes its Object, New York: Columbia University Press, 1983」小松和彦・田中雅一・谷泰・原穀彦・渡辺公三編『文化人類学文献事典』(弘文堂)、2004年11月
- 伊藤泰信「春日直樹著『太平洋のラスプーチン──ヴィチ・カンバニ運動の歴史人類学──』」『民族學研究』(日本民族学会[現文化人類学会])第66巻第4号、2002年3月
- 伊藤泰信「J.レイヴ著、無藤隆ほか訳『日常生活の認知行動──ひとは日常生活でどう計算し、実践するか──』」松田素二・川田牧人編、『エスノグラフィー・ガイドブック──現代世界を複眼で見る──』、嵯峨野書院、2002年1月
- 伊藤泰信「P.ラビノー著、井上順考訳『異文化の理解──モロッコのフィールドワークから──』」松田素二・川田牧人編、『エスノグラフィー・ガイドブック──現代世界を複眼で見る──』、嵯峨野書院、2002年1月
- 伊藤泰信「山田孝子著『アイヌの世界観──「言葉」から読む自然と宇宙──』」『比較民俗研究』(筑波大学比較民俗研究会)第11号、1995年3月
- 伊藤泰信「趣旨説明:人類学を/で豊かにすること──他領域との関係から人類学の拡張可能性を考える」九州人類学研究会 第8回オータム・セミナー, 於 飯塚市 サンヴィレッジ茜, 2009年11月7日
- 伊藤泰信「人類学とビジネス──産業系エスノグラフィをめぐって」九州人類学研究会 第8回オータム・セミナー, 於 飯塚市 サンヴィレッジ茜,2009年11月7日
- 伊藤泰信「人類学とその環境とのバウンダリーワークをめぐって──エスノグラフィの実務的応用を中心に──」日本文化人類学会第43回研究大会, 於 大阪国際交流センター,2009年5月30日
- 伊藤泰信「文化人類学と創造性──想像力による創造性──」知識科学シンポジウム講演3(於 学術総合センター(一橋記念講堂)),2008/10/19
- 伊藤泰信「ニュージーランド先住民マオリとマスメディア──オルタナティヴ=メディアとしてのマオリ=テレビジョンとそのインフラストラクチャー──」日本文化人類学会第42回研究大会,京都大学,2008年5月31日
- 伊藤泰信「公共圏のインフラストラクチャーとマオリ=テレビジョン──オルタナティヴな言説空間(群)の創設をめぐって──」民博共同研究会「脱植民地期オセアニアの多文化的公共圏の比較研究」, 於 国立民族学博物館、2008年1月26日
- 伊藤泰信・水岡隆子「白山麓『出作り文化』の知の今日的伝承」, 平成20年1月大学コンソーシアム石川, 於石川県広坂庁舎いしかわシティカレッジ, 2008年1月.
- 伊藤泰信「実験系ラボラトリーにおけるデータの電子化をめぐって──技術・組織・パフォーマンス─」,研究・技術計画学会・第21回年次学術大会,於 亜細亜大学,2007年10月
- 伊藤泰信「ニュージーランド先住民マオリにおける知とマスメディア」,北陸人類学研究会第108回例会,於 金沢大学サテライトプラザ,2007年9月
- 伊藤泰信「科学的知識生産の営みをいかに捉えるか──ラボラトリーマネジメント以前──」,COE学際セミナー,於 北陸先端科学技術大学院大学,2007年2月
- 伊藤泰信・塚本匡俊・水元明法・柳川章博「ラボラトリー研究の課題──文化人類学的メモランダム──」,研究・技術計画学会・第21回年次学術大会,於 東北大学,2006年10月
- 伊藤泰信「ニュージーランド先住民の知識のエスノグラフィ──マオリ個別の知と社会──」九州人類学研究会第4回オータム・セミナー:福岡、2005年10月
- 伊藤泰信「マオリ個別の知と社会──ニュージーランド先住民のイマージョン=プログラムをめぐって──」JCAS連携研究「オセアニア諸社会におけるエスニシティ」共同研究会:於 国立民族学博物館、2004年2月
- 伊藤泰信「ニュージーランド社会人類学とマオリ──ハンソン問題の受容をめぐって──」日本民族学会第37回研究大会:於 京都文教大学、2003年5月
- 伊藤泰信「マオリ個別の学と教育──Maori Studies/Whare Wanaga/Kura Kaupapa Maori──」、ニュージーランド学会、第41回研究例会;於 大阪工業大学、2002年12月
- ITO, Yasunobu「On Maori Studies as a discipline and its differentiation: from the viewpoint of social systems theory」Association of Social Anthropologists of Aotearoa/New Zealand, Annual conference 2002、 Saturday 23rd November 2002、 Massey University(Albany)、 Auckland, New Zealand., 2002年11月
- 伊藤泰信「ニュージーランド先住民マオリにおける知識伝達の諸相(2)」、日本民族学会、第36回研究大会;於 金沢大学、2002年6月
- 伊藤泰信「ニュージーランドにおけるマオリ学について」、日本民族学会、第35回研究大会;於 神戸大学、2001年5月
- 伊藤泰信「ニュージーランド先住民マオリにおける知識伝達の諸相」、日本民族学会、第34回研究大会;於 一橋大学、2000年5月
- 伊藤泰信「ニュージーランド、マオリにおける学校教育とその周辺 ──イマージョンプログラムを中心に──」、日本オセアニア学会、第17回研究大会;於 広島、2000年3月
- 伊藤泰信「ニュージーランド観光地ロトルアにおけるマオリの知識の分散性と状況依存性」、アジア太平洋センター研究報告会;於 福岡、1998年10月
- 伊藤泰信「<アイヌ>という表象が語らないもの──民族的主体性の回復と反復された行為としての観光──」、日本民族学会(関東地区);於 東京大学、1996年3月
- インタビュー: 『月刊ニュージーGekkan NZ』(Auckland, NZ); 12月号、2001年
(※タイトルの「あなたはマオリを・・」は伊藤ではなく、編集部がつけたもの)
- インタビュー: 『Quarter』(Auckland, NZ) 夏号、2002年
- 2002年8月〜9月:【文部科学省 科学研究費補助金(特別研究員奨励費):研究代表者 伊藤泰信】
- 2001年7月末〜10月初:【文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究 B(1): 研究代表者 清水昭俊一橋大学教授、および特別研究員奨励費)】
- 2001年2月初〜3月末:【財団法人 アジア太平洋センター 若手研究者助成:研究代表者 伊藤泰信】
- 2000年8月〜12月末:【庭野平和財団 研究助成:研究代表者 伊藤泰信】
- 1998年11月〜1999年11月:【三菱財団 人文科学研究 助成:研究代表者 伊藤泰信】
- 1997年8月〜9月末:【財団法人 アジア太平洋センター 若手研究者助成:研究代表者 伊藤泰信】