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リーダー挨拶
安心して生活できる電子社会を最新の情報科学によって実現するための新しい学問分野を開拓します.これから到来する電子社会では,政治,経済,司法,行政,医療,教育など社会生活の基幹部分が情報システムとして電子化されます.我々はそれにより利便性を享受する一方,電子社会システムのもつ欠陥や不完全さなどから,生命や財産の危機に直面する可能性があります.また,システム変更の困難さから,新しい社会情勢への適応や進化ができず、社会が硬直化する恐れもあります.
この問題を解決するために,本拠点では、情報科学における最新の数理的方法論やソフトウェアテクノロジ、人工知能技術などを適用し、安心な電子社会のための基盤技術の構築を目指します.電子社会システムのモデル化、その正しさ・アカウンタビリティ・セキュリティ・耐故障性などの安心性要件を論理検証技術を用いて確立する方法論,社会の変化に応じて電子社会システムを進化発展させるための科学的方法論などを開拓します.
本学の情報科学研究科は、これまでこれらの分野で優れた研究を行い、国際的にも高い評価を受けてきました.また、超高速ネットワークや超並列計算機などの情報環境でも大学としては世界有数のレベルにあります.さらに,開学以来一貫して先端的な大学院教育行ってきました.これらを総合して,世界的レベルのCOE研究教育拠点を確立し,健全な電子社会の発展に貢献いたします.
北陸先端科学技術大学院大学
情報科学研究科 教授
片山卓也