11/24 能登ボランティアに行ってきました

11/13日に、能登町の災害対策ボランティアに行ってきました。

長い間「行こう行こう」と思いつつ、忙しさを言い訳にしてなかなか実行していなかったのですが、11月になって時間ができたので急遽友人を誘って二人でボランティアに応募しました。能登は元旦の地震に加え、9月に豪雨による洪水が発生して深刻な被害が出ています。今回、私たちは洪水で田んぼに流入したがれきの除去作業に参加しました。

当日は、能登町の某所に午前9時集合とのこと。大学からは車で3時間弱かかるため、早朝5時半に友人と集合して出発しました。はじめにスタンドでガソリンを満タンまで入れ、海沿いの「のと里山街道」を通ってとにかく北上。金沢を通過し、羽咋市(はくい市)を過ぎたあたりから、窓の割れた住宅、傾いた標識など段々と災害の痕跡が現れ始めました。ライフラインとなる道路もぐにゃぐにゃにうねり始め、一般道では絶対に見られないほどの急カーブや段差がありました。一度地震で断裂された道路をとにかく急いで繋げたのだと思います。

能登町に到着後は、ファミリーマートでトイレを済ませるとともに朝食を買いました。店がないことを考慮して携帯トイレやご飯は準備していきましたが、コンビニはすでに何店舗か建てられていて、たくさんのボランティアと思しき方々が買い物に来ていました。かなりアクセスが悪いにもかかわらず通常と同じ値段で商品が売られていて、コンビニの偉大さを感じました。一方、ガソリンスタンドもあるにはありましたが、他の地域よりもかなり割高(190円/Lくらい)でした。被災地だからといって政府から安くガソリンが買えるとかはなさそうです。

その後、集合場所の間違えなどで多少時間がかかったものの、なんとか目的地の田んぼに到着。はじめに地域の方から説明を受けて、がれきの撤去作業が始まりました。田んぼの中にはゴミや土砂がたくさん流れついていて、ひどい場合には太い杉の木が刺さっていることも。そのような重量物は人力で手に負えないので、ひとまず小さながれきを分別して袋に詰めていきました。がれきの中には、漫画や雑誌、子どものおもちゃ、写真、手紙など思い出が詰まっていそうなものもありましたが、田んぼの中に流れ着いていたため泥や水に浸って状態は悪く、保存はできませんでした。

お昼は別の友人から借りた五徳とストーブでお湯を沸かし、カップ麺を食べました。作業の疲れと自然に囲まれた環境とが相まって、いつもより美味しかったです。昼食後も引き続き15時ごろまで作業し、一日のボランティア業務が終了しました。ボランティアの中には、車中泊して翌日も他のボランティアに従事する方もいたようです。私たちは帰りに温泉に寄って帰りました。

今回の活動では、ずっと気になっていた能登の現状を知れてとても良い経験になりました。まだまだ復興には時間がかかりそうですが、私も石川にいる間はできる限り力になれるように頑張りたいです。

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