11/21 モノヅクリタイ病
ただ今モノヅクリタイ病を発症中です。
モノヅクリタイ病とは、ものづくりをしたくなる病気のことです。具体的には、アイデアが出て止まらなくなる、YouTubeの工作動画から目を離せなくなる、電子部品のデータシートを読み漁ってしまう、などの症状が挙げられます。
時と場合を考えずにこれらの症状が出てしまうのが恐ろしい病気で、授業中や研究中などでもお構いなしに突然何か作りたくなってしまいます。
移動ロボットが作りたいな。スターリングエンジンも楽しそう。電動の台車作ったら便利かも。ベランダにビニールハウスも作りたい。で、野菜を水耕栽培で作りたいな。あ、ベランダの寸法ってどれくらいだっけ…。こんな感じで頭の中をぐるぐると色々な考えが渦巻いている感じです。
作りたいものを実際に作ってしまえば症状は収まるものの、それが簡単なことではないのです。材料も電子部品も足りない状況なので、Amazonや秋月で買い物するところから始めるんですが、これが難しい。
例えば電子部品ひとつにしても、似たような仕様の製品が様々なメーカーから複数種類出ており、どれを選べばいいか迷ってしまいます。おそらくどれを選んでも動きはするんでしょうけど、どうせ作るなら最適なものを選びたくなるのが技術者の性。データシートとにらめっこしながら、どれがシステムに適しているか考えてしまいます。
また、部品の値段に左右されることも多いです。基本的には安いほうが低スペックですが、中には安くても高性能な部品があったりします。特にAmazonは出品者によって全然値付けが違うので注意です。また、ハードの設計に基づいて仕様を決定した後に、「仕様はギリギリ満たさないけど安い電子部品」が見つかると、そっちが使いたくなって回路を見直したり、ハードの設計からやり直したりすることもあります。完全に価格競争の沼にハマってますね。
こんなことを繰り返しながらダラダラ作業していると、実際にものづくりすることがないまま時間だけが過ぎていき、数週間でモノヅクリタイ病も収まっていきます。落ち着くと、それまでめちゃくちゃ作りこんでいたCADや回路設計に全く興味がなくなってしまいます。熱しやすく冷めやすい性格なんでしょうね。仕事をこなすうえでモノヅクリタイ病は迷惑な存在ですが、自分の自由な創作意欲が引き出される時間でもあるので、何も作れないまま欲が収まってしまうとちょっと残念です。
今回は何か作品ができるといいな。
TOPに戻る ブログ一覧