HTMLの基礎
HTMLは、タグを用いて記述される。タグとは、<と>により囲まれたものである。
タグには、開始タグ<タグ名>と終了タグ</タグ名>があり、基本的には、これらがひとつのセットになっている。タグの中には、終了タグ開始タグだけのものも存在する。
< >は必ず半角文字でなければならない。また、タグは大文字でも小文字でもどちらでも良い。
4つの基本的なタグ
HTMLでは次の4つのタグが必ず必要になる。
- <html>...</html>
HTML文書であることを宣言している。 - <head>...</head>
ページの基本情報を記載する。 - <title>...</title>
ページのタイトルを記載する。 - <body>...</body>
実際にブラウザに表示されるコンテンツを記載する。
HTMLのバージョン
HTML文書では、HTMLのバージョンを指定しなければならない。そのため、HTML文書では、まず文書型宣言を書く。これは、DOCTYPE宣言により行われる。通常、HTML4.01が標準的に用いられるが、HTML4.01にも次の3つのバージョンが存在する。
- Strict
- Transitional
- Frameset
year | version |
---|---|
1989 | HTML |
1993 | HTML1.0/HTML+ |
1995 | HTML2.0 |
1997 | HTML3.0/HTML3.2 |
1999 | HTML4.0/HTML4.01 |
2014 | HTML5.0 |
2016 | HTML5.1 |
2017 | HTML5.2 |
2021 | HTML Living Standard |
HTML文書の基本構造
HTML文書の基本構造を理解するために、簡単な例として、次のリンクに移動して、HTMLソースを見てみよう。
ヘッダ
ヘッダ部分には、HTML文書の基本情報を記載するが、ここでは、タイトルと文字コードを指定することになる。
タイトル
<title>...</title>の部分に、そのHTML文書のタイトルを記載する。タイトルを指定しないと、ブラウザにそのファイルのURLがそのまま表示されてしまう。
文字コード
<meta> ...charset=XXX</meta>のXXXの部分に、文字コードを指定する。本文の記述方法
本文を記述するには、まず、見出しをつけて、その項目に関する文書を始め、文書の意味のまとまりごとに、段落をつける。ここでは、見出し、段落以外にも、コメントアウト、リンク、画像の挿入といった基本事項についての理解を目標とする。
コメントアウト
見出し
見出しとは、内容の要点を端的にまとめたものである。
段落
段落とは、意味によってまとめられた文章における1ブロックのことである。
リンク
リンク指定の例として、外部リンクに移動し、また、このHTML文書のソースを見てみよう。