折り紙とパズルと多面体のページ

北陸先端科学技術大学院大学上原隆平が最近凝っている

関連のページです. イベント覚え書きブログもどき上原の関連する結果へのリンク集その他のリンク集です.

イベント覚え書き

出張その他で,うまくタイミングが会えば行きたいなぁと思っているイベント類や場所のメモです. 行けるかどうかは運次第 :-)

期間限定タイプ
期間はあまり関係ないところ
沖縄草玩具館:沖縄!
旭川ぱずるミュージアム:これは行ってみたいなぁ.
日本玩具博物館:玩具の収蔵品が9万点ほどあるとか.

エセブログ

本人の備忘録に近いメモ書きです.基本的には上に行くほど新しいです.

2025/02/14-24 MIT訪問
久しぶりにアメリカのボストンにあるMITで研究の打合せ.研究内容はスキップして,パズルっぽい備忘録を.
  • Eureka!: ボストンで外せないパズルショップ.以前はもう一件Harvardの近くにもあったのですが,残念ながら閉店してしまいました. Eureka!ではIPPの交換品パズルなどもちょっと売っていて,なかなかマニアックな品物もありますが,一般向けのパズルや玩具も多くて楽しめます. 今回は本を1冊と,最近気になっている「円形ベース」のパズルを2点.
  • Quincy Market: Quincy Marketにはいろいろと楽しい店があり, ボストンに来ると外せないところですが,その中にMuseum of Illusionsという楽しげな 博物館を見つけました.入場料は高いですが,Museum Shopにはタダで入れます 入ってみると,古典的なパズルがけっこう売っていて楽しめました.15パズルの拡張版の24パズルと,Devil Cube Puzzleを購入. あとはキーホルダー.スマホ型のお菓子は空港で見つけて買ったものが写り込んでいます.
  • (In)Secure Cree Bruins in collaboration with Martin and Erik Demaine: MITのErik DemaineとMartin DemaineがQRコードとか折り紙に関する作品をいくつかデザインして展示しているとのことで, 本人の案内で見学に行きました.いろいろと刺激的で楽しい展示でした.
  • MIT Museum: Kendall駅の前に移転しておしゃれになったMIT博物館.いつもMuseum Shopしか行きませんが... 今回はActivating Origamiを購入. 折り紙と折り図と回路が入っていて,振動させたり光らせたりできます. 折り紙を振動させたり光らせたりしてどうすんだとか言ってはいけません. さすがMITっぽいものを売ってるなぁと思う次第.
2025/01/27-29 2024年度冬のLAシンポジウム
日本で最も歴史のある理論計算機の会議の一つ,LAシンポジウムに行ってきました. 50年以上の歴史があり,冬は京都大学の数理解析研究所でやることが多いです.今回は私の関係する発表はたくさんありました:
  • 後藤 大河, 鎌田 斗南, 上原 隆平. 不動点伝播法による共通展開図の構成, 冬のLAシンポジウム, pp. 28S:1-7, 2025/01/27.
  • 能美 雄太, 塩田 拓海, 鎌田 斗南, 上原 隆平. Dissections of a Net of a Regular Octahedron into Nets of Regular Octahedra, 冬のLAシンポジウム, pp. 27S:1-9, 2025/01/27.
  • 鎌田 斗南, Jason S. Ku, 塩田 拓海,上原 隆平 Edge Overlap-freeness of Prisms with a Continuous Parameter, 冬のLAシンポジウム, pp. 26S:1-16, 2025/01/27.
  • Erik D. Demaine, Tonan Kamata, Ryuhei Uehara. Dudeney’s Dissection is Optimal 冬のLAシンポジウム, pp. 25:1-19, 2025/01/27.
  • QIAN, Mengze, Ryuhei Uehara. Efficient Enumeration of Block-Cutpoint Trees, 冬のLAシンポジウム, pp. 1:1-7, 2025/01/27.
グラフアルゴリズム,パズル,計算折り紙とてんこ盛りです.LAは日本の会議で,共同で開催しているEATCS日本支部というのがあります. これはヨーロッパの理論計算機科学の学会です.これらが共同して出しているLA/EATCS-Japan presentation awardという プレゼンテーションの賞があるのですが,上記の「デュードニーの分割の最小性の証明」を発表した鎌田くんがみごとに受賞しました. おめでたいです. 帰りに京都大学の博物館に寄って,京大工房の2進数トランプっていうのを見つけて買ってみました. 情報系の学生にささるかな.
2025/01/22 微妙な任務で東京出張
微妙な任務で東京に日帰り出張.移動の時間調整で, OAZOと「おりがみはうす」と「奥野かるた」でもろもろ買い物. OAZOではかなり珍しい形の箱のチョコレートを見かけて購入. ちょっと広がった6角柱に丸い屋根がついた形をしています.展開図が絶妙です. 地下のCAN DO!で「パステル3Dパズル」というプラスチック製の組み木を購入.4種類あるみたいだけど,2つしか売ってなかった... 一方は古典的なパターンだけど,他方はちょっと微妙なので気になります. 奥野かるたでは,12面体サイコロとベーゴマを購入.12面体サイコロはいくつか持っているけど,数字じゃなくて点々が 書いてあるのは初めてみました.点々が多いと,パッと見てもわからないかもしれません. ベーゴマ,たぶん50年ぶりくらいに手にしました.まだ回せるかなぁ... おりがみはうすでは,勝田さんの本を2冊と,キーホルダーを購入.御本人から買いました.
2025/01/10 難しいパズル届く
MINEさんに注文しておいたパズルが届きました. どれも難しくて楽しめそうです.特に気になっていたのが4PACなのですが,さすがに簡単には解けません... 備忘のためにパズル名を書いておきます:4PAC, MT5T-2024, Make1234, My PuzzLIFE, FISH, MVM, MWM, MXM, MYM.
2025/01/06 パズル届く
カナダの郵便のストライキで遅れていたパズルが届いていました.なかなか良さそうな論文のタネの匂いがします. 最初の2つの外れ方は写真から想像がついていたのですが,3つ目がちょっと予想外でした.
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上原の関連する結果へのリンク集

以下,上原が折り紙,パズル,多面体に関しておこなった研究のごく簡単な解説とリンクです. アカデミックな業績とその他と分けてあります. ただしアカデミックかどうかは主観によるかもしれません.

上原のアカデミックな結果へのリンク集

ガードナーの予期せぬ絞首刑 ガードナーの新・数学娯楽 ガードナーの数学娯楽 ガードナーの数学パズル・ゲーム 書籍:『完全版マーティン・ガードナー数学ゲーム全集』
マーティン・ガードナーの数学ゲーム全集の翻訳です. プロジェクトとしては全15巻シリーズになる予定で,原著は4巻まで出ています. 日本語版は1,2巻は2015年,3巻は2016年,4巻は2017年に出ました.
Origami^6 I Origami^6 II 書籍編集『ORIGAMI6
折り紙のサイエンスに関する国際会議 6OSME(The 6th International Meeting on Origami in Science, Mathematics and Education)の会議録(論文集)です.私の書いた論文も載ってます. アメリカ数学会(AMS)から出ています.
Cover 書籍:『はじめてのアルゴリズム』
書き下ろしです.近代科学社の『はじめての〜』シリーズの一つです. サポートページもあります. アルゴリズムを理解するためのパズルとして,ハノイの塔,エイト・クイーン,ナイトの巡回問題などを取り上げました. あとは細かい小ネタにパズルっぽい話がちらほらとあります.
Cover 書籍:『折り紙のすうり』
原著は``How to Fold It: The Mathematics of Linkages, Origami, and Polyhedra''という本で, 著者はJoseph O'Rourkeです. 原著のサポートページ邦訳のサポートページがあります.
Cover 書籍:『ゲームとパズルの計算量』
原著は"Games, Puzzles, & Computation"という本で, 著者はRobert A. HearnErik D. Demaineです. 原著のサポートページ邦訳のサポートページがあります.
Cover 書籍:『幾何的な折りアルゴリズム』
原著は``Geometric Folding Algorithms: Linkages, Origami, Polyhedra''という本で, 著者はErik D. DemaineJoseph O'Rourkeです. 原著のサポートページ邦訳のサポートページがあります.
じゃばら折りの複雑さに関する研究
じゃばら折りや,その一般化パターンを効率よく折ることについての研究をしています.
複数の箱を作ることができる展開図
以下の各種のページを御覧下さい.
飛び出す絵本のNP完全性
以下の本に掲載されてるのが一番詳しいです.
浮き出し迷路の生成アルゴリズム
浮き出し迷路(答を塗りつぶすと絵になる迷路)を自動的に生成するアルゴリズムに関する研究です. 東工大の岡本さんと私とで最初に発表した論文が で,論文そのものはここにあります. そのあと,いくつかの拡張が行われました. 岡本さんがここにまとめてくれています.
折り紙の決定不能問題
折り紙を「実数平面」と考えると,ちょっとおかしな定理が示せます. ほとんどの実数は「折れない」ため,折り紙の上のほとんどの点は「正確に折る」ことができません. その議論をさらに進めると,与えられた点を折れるかどうか,有限の時間内で判定できなくなります. こうした結果を以下で発表しました. この結果をどう受け止めたらいいのか,私もよくわかりません.
↓以下,そのうち書きます.↓
Voronoiゲームの複雑さ
一般化Hi-QのNP完全性
一般化KaboozleやシルエットパズルのNP完全性
一般化UNOの複雑さ

上原の非アカデミックな結果へのリンク集

折紙探偵団コンベンション折り図集Vol.15
私がデザインした「目玉」が掲載されています.
『北陸おりがみコンベンション折図集Vol.5』
私がデザインした「市松サイコロ」が掲載されています. 講習会で取り上げた「十字架」や「組めるパターン/組めないパターン」もおりを見てまとめてどこかに出したいです.
『北陸おりがみコンベンション折図集Vol.6』
石川在住のパズル作家,山本浩さんと コラボした作品「不思議な立体」が載っています. 1枚の紙に切れ目を入れて折るだけで,かなり面白い立体もどきが作れます.
幾何的な玩具類
展開図などの研究をするときに便利な玩具類を集めたページです.

かなり私的なリンク集(敬称略)

個人のブログなど
前川さん| 三谷さんブログ| 古田さん| 舘さん| 羽鳥さん| 北條さん| R. Langさん| R. Sabudaさん| GFALOP| 創造する玩具| 幾何学おもちゃの世界| ペーパークラフトと科学教育| Printable Paper|
会社や団体など
折り紙探偵団| Origami BBS| ポップアップカードデザイナー| グラフテック社Craft ROBO| AssistOn| かみの工作所| 美創印刷株式会社| ジャバラミュージアム| 竹尾| 東京紙器
折り紙の科学・数学・教育研究集会
第1回| 第2回| 第3回| 第4回| 第5回| 第6回| 第7回|

Last modified: Sun May 31 21:19:58 JST 2015
by Ryuhei Uehara (uehara@jaist.ac.jp)
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