険しいJAISTへの道 ML FAQ (1999/5/19/18:30版) part 7

衣食たりて、研究ができる


個人的意見には古い発言も混じっています。現在とは若干のズレがあるこ ともあるので、ご注意下さい。


7. JAISTでの○しい研究生活

この章では研究に関する様々な情報を提供しています。ただ、最近は各研究室 のWeb Pageが充実しているので、基本的にはリンクをたぐって、そこの人に直 接E-Mailでもして、聞いてみた方が確実で良い情報が得られるでしょう。


Q7-1. JAISTの皆さん(学生の方々)が書かれた、論文を集めた論文集などが、 ございましたら御紹介ください。


学位論文は図書館の方で公開しています。また、個人の論文は、各自のWeb Pageで、公開している場合がありますので、興味のある研究室のWeb Pageを丹 念に探してみて下さい。


Q7-2. 研究はいつから始められるのでしょうか?


以下、すべて修士課程(博士前期課程)の話ですが、各研究科ごとに微妙に差が あるようです。

情報科学研究科
研究室に正式に配属されるのは7月。そのための条件は年によって微妙に 違うかもしれない。今年は特にないが、希望通りの研究室に配属されるかどう かは1-1期の成績によるのではないか、というのがもっぱらの噂である。
配属されてからのスケジュールは研究室にもよるが、普通は、主テーマを決め るための話し合いや予備的な研究活動(文献調査や環境整備)が続き、それと並 行してサブテーマ(M1の12月から年度末ぐらいまで)を遂行することになる。
よって、本格的な研究活動に入るのは、早い人でM1の雪が降る頃から、という ことになるだろう。一般的にはM2の4月からである。
材料科学研究科
研究室に配属されるのは7月。ただし、いくつかの単位を取っていなけれ ば本配属されない場合があるようだ。
配属されてからのスケジュールは研究室にもよるが、だいたい期間的には情報 と同じである。但し、サブテーマの期間は情報よりも長く、M2の秋まで続くの で、メインテーマとサブテーマが並行して行なわれると考えた方が良い。つま り、本格的な研究活動は、研究室の配属と同時ということになるだろう。
知識科学研究科
研究室の配属は情報や材料と同じく7月。
配属直後からサブテーマが始まるので、メインの研究はその後ということにな る。つまり、本格的な研究活動はプロポーザルを提出するM2の4月からという ことになるだろう。もちろん、それまでに予備的な研究活動があるのは当然の ことである。
研究科の違いもさることながら、各個人の研究テーマにより、早く始めていな いと間に合わないもの、ひらめきを待つしかないものなどいろいろあると思う ので、そのあたりは個人差もある、としかいいようがありません。


Q7-3. サブテーマとは何ですか?


JAISTでは、メインテーマ以外にサブテーマとしての研究活動が義務づけられ ています。内容は様々ですので、一概には言えませんが、まぁ、研究活動をす る上での基本を学ぶための研修みたいなものだと思って下さい。中には、サブ テーマを発展させて、メインテーマとする人もいますので、あんまり気楽に考 え過ぎるのもいかんのですけど。


Q7-4. プロポーザルとは何ですか?


研究計画書、通称「プロポーザル」は、メインの研究を始める手続き上必要な 書類であり、指導教官との契約書です。つまり、プロポーザルを出すことで、 自分の研究テーマと修了見込みが確定するわけです。(中には、確定しない人 もいたりするけどね。)
JAISTでは「プロポーザルが通らない」という言葉はかなり重要な意味を持っ ていて、それは「このままでは修了できない」のとほぼ同義です。理由は個人 それぞれですが、だいたいプロポーザルの締切は修了の1年前なので、もし、 締切に間に合わない場合、修了が遅れることになります。
逆の立場から考えると、プロポーザルが通ると、その後の中間審査や修了発表 の時期が確定するので、それに間にあわなそうな研究内容は、この時点で却下 してしまうということになります。ま、これは研究室によって方針が異なりま すけど。個人的に、情報ではプロポーザルのために泣いた人が結構いるような 気がする。うちだけか??


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