急速に少子高齢化が進む日本において,医療・看護・介護サービスの質と効率の向上は,
極めて重要な社会的課題です.昨今の,スマートフォンやソーシャルメディアなどの
コミュニケーション技術の進展は,多人数・多職種で行う医療・看護・介護サービスに
大きな変革をもらたす可能性を持っています.
本シンポジウムでは,医療・看護・介護サービスにおけるスタッフ間の
コミュニケーションについて,先進的な取り組み,現場での実践をされている方々をお招きし,
ご講演をいただきます.
また,JST RISTEX問題解決型サービス科学研究開発プログラムの1つとして, 2010年10月から3年間研究開発を行ってきた 「音声つぶやきによる医療・介護サービス空間のコミュニケーション革新」プロジェクト の成果報告も行います.ぜひ多くの方にご参加いただければと思います.よろしくお願いします.
シンポジウムレポート
招待講演1 | |
「状態適応型で設計・提供される医療・看護・介護サービスを社会技術とするための課題 〜 つぶやきICTによる「状況揮発性」と「情報共有困難性」の課題解決 〜」 水流聡子先生(東京大学 教授) |
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招待講演2 | |
「地域医療・介護におけるICTツールの活用 〜夕張での多職種連携〜」 八田政浩先生(夕張希望の杜 理事長) |
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招待講演3 | |
「介護施設の申し送りを支援するシステムの現場参加型開発 〜石川県恵寿グループ和光苑での試行評価〜」 西村拓一先生(産業技術総合研究所 サービスモデリング研究チーム チーム長) |
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成果報告 | |
「音声つぶやきによる医療・介護サービス空間のコミュニケーション革新」プロジェクト 全体概況報告 内平直志(北陸先端科学技術大学院大学,研究代表者) 個別報告 ・音声つぶやきコミュニケーションシステム 東芝 鳥居健太郎 ・サービス可視化・評価システム 清水建設 平林裕治 ・モデリング&シミュレーション 北陸先端科学技術大学院大学 平石邦彦 ・サービス評価 岡山大学 杉原太郎 |
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パネル討論 |
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「医療・看護・介護サービスの質を高めるスタッフ間のコミュニケーションに必要なこと」 司会:平林裕治(清水建設) パネリスト:八木育美氏(ソノラスコート三鷹),中原宏和氏(夕張希望の杜),招待講演者ほか |
参加費:無料
主催&参加申し込み&問い合わせ先:
参加希望の方は下記までメールでご連絡ください.
「音声つぶやきによる医療・介護サービス空間のコミュニケーション革新」プロジェクト
研究代表者:内平直志
北陸先端科学技術大学院大学 知識科学研究科
uchihira@jaist.ac.jp
本シンポジウムは、
社会技術研究開発センター(JST-RISTEX)
「問題解決型サービス科学研究開発プログラム」
の受託事業の一環として開催いたします。