エセブログ2008
本人の備忘録に近いメモ書きです.基本的には上に行くほど新しいです.
[2008/12/12] 数学セミナー2009年1月号
数学セミナー2009年1月号は「折り紙・折りたたみの数理」の特集でした.
詳細はここ
に 載ってますが,私も「折り紙と計算機科学」というタイトルの記事を書きました. 「
飛び出す絵本の話
」のエントリで取り上げた飛び出す絵本のNP完全性についても 少し書きました.数セミデビューもうれしかったですが, 私が作ったガジェットの写真も掲載されたのがうれしかったです.
[2008/11/20] Cristal Rose →
手元にたくさんあるOHPシートの活用法はないかなぁ…と思って, 川崎ローズを作ってみました.なかなかキレイなバラが折れましたが, これは固い!!作るのは大変です.
[2008/10/7] 日本機械学会の分科会での講演
社団法人日本機械学会
産官学連携センター研究協力事業委員会所属
「RC235 計算力学援用による折紙工学の推進とその応用に関する調査研究分科会」
で『情報科学としての折り紙』というタイトルで講演しました. 懇親会に少ししか出られず残念でしたが,とても楽しかったです.
当日使用したパワーポイントのPDFファイル
を置いておきます.
[2008/10/4-6]
日英先端科学シンポジウム
のポスター展示
日本学術振興会
が開催した
日英先端科学シンポジウム
で 「Origami as Computer Science」というポスターを展示をしてきました.
詳細
(このページのロゴがなかなか面白い)を見ての通り, 招待者のみが参加できる小人数のミーティングでした. 英国大使館に初めて入りました. せっかく作ったので
ポスターをA4版に縮小したもの
を置いておきます.
ビン手まりと絹手まり
不可能物体を調べていて「ビン手まり」と「絹手まり」というものを知りました. ビン手まりの詳しい作り方を知りたかったのと,現物をどうしても手に入れたかったので, 名古屋にいく途中で寄り道して志賀県愛知郡愛荘町市の
愛荘町立図書館の中の「びんてまりの館」
に行きました. 名古屋で偶然「絹手まり」も見つけました.
まだ
自分で作っていませんが,なんとか作りたいものです.
不可能物体 →
最近ふと思い出して,不可能物体を自作してみました. 2006年9月に参加した
4th International Conference on Origami in Science, Mathematics, and Education (4OSME)
のエクスカージョンで見た不可能物体をバージョンアップしたものです. 私には残念ながらガラスの加工はできないけど,原理的にはガラスでも作れます. 私としては謎が解けてすっきりしました. JAISTの私の研究室に来ればいつでも現物をお見せします. (
もうちょっと大きい写真
)
[2008/06/22]
第4回折り紙の科学・数学・教育研究集会
複数の箱を作ることができる展開図の話をしました. 2000通り以上の展開図を計算することができたので,専用サポートページを公開しました.
日本語版サポートページ
と
英語版サポートページ
があります.
電子情報通信学会
の記事関連
電子情報通信学会会誌の「学生/教養のページ」に 「折り紙と情報科学」という記事を書くことになりました.2008年6月号に掲載されています.
元の原稿にちょっと手を加えて
公開しました.
科研費
2008年度から3年間,文科省の科研費の萌芽研究として 「折り紙を中心とした剛体グラフ構造の複雑さの研究」が採択されました. まさか文科省の予算で折り紙の研究ができるとは….うれしいです.
書評
2008年3月16日の
北國新聞
に
前川さん
の著書の
本格折り紙
の書評が載っていました.
チビ悪魔→
すごく薄い折り紙が手に入ったので,73mm四方の紙を作って,前川デビルを作ってみました.
第3回折り紙の科学・数学・教育研究集会
折り紙とコンピュータサイエンスの関連について話をさせていただきました. 朝一番に無事に発表が終わりました.
発表で使ったスライドはこれ
です.
飛び出す絵本の話
「与えられた飛び出す絵本を,閉じることができるか?」 「与えられた飛び出す絵本を,開くことができるか?」といった問題は, NP困難問題と呼ばれる,コンピュータを使っても非常に難しい問題である ことを証明しました.以下の国際会議で発表しました. 英語で書かれていますが,
最新版のファイル
に詳細が出ています.
Ryuhei Uehara
and Sachio Teramoto:
Computational Complexity of a Pop-up book
,
4th International Conference on Origami in Science, Mathematics, and Education (4OSME)
, Poster, 2006/9.
Ryuhei Uehara
and Sachio Teramoto:
The complexity of a Pop-up book
,
18th Canadian Conference on Computational Geometry (CCCG 2006)
, pp.3-6, 2006/8.
Last modified: Fri Dec 24 20:14:43 JST 2010
by
Ryuhei Uehara
(uehara@jaist.ac.jp)