ナノマテリアル・デバイス研究領域の水谷 五郎教授の論文が、日本結晶成長学会誌の表紙で紹介されました。

■掲載誌
日本結晶成長学会誌Vol.50,No.2
掲載日：2023年7月31日

■著者
水谷五郎

■論文タイトル
光第二高調波発生と光和周波発生による凝集体の空間反転対称性の破れの観察

■論文概要
　本論文では、私たちのグループが発展に貢献した、レーザーを用いた新しい固体試料の観察法（光第二高調波発生法、光和周波発生法）による分光観察や顕微観察について、実例を中心にレビューした。これらの方法によって、試料内の空間反転によって自身に一致しない微視的構造が選択的に観察されるが、それによって引き出される物質の情報について解説した。表紙に紹介された図（黒枠内）は、NaCl(110)面上のファセット上にAuを斜め蒸着して得られたAuナノドット列とAuナノワイヤの透過電子顕微鏡像及び光第二高調波発生強度の試料方位角依存性を示している。

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令和5年8月10日