コンピューティング科学研究領域の上原 隆平教授が一般社団法人情報処理学会フェローに認証されました。

　一般社団法人情報処理学会は、情報処理分野での指導的役割を果たすべく活動しており、機関誌や出版物、社会提言を通じて情報を発信するとともに、研究成果発表や意見交流の場をより充実させ、社会と文化の発展により一層の貢献をすることを目的としています。

　＊参考：一般社団法人情報処理学会
　
■フェローの概要等
　情報処理学会フェローは、情報処理および情報通信等の分野で貢献した会員に対し、その貢献を称えるとともに、その貢献が広く周知されるよう社会的認知度を高めることを目的として、平成11年度に新設されたものです。当該分野で学術的または産業的発展・普及・振興などに著しい貢献をした会員に授与されます。

■承認日
　令和5年3月24日

■対象業績
　計算機科学としてのパズルや折り紙の研究に対する貢献

■認証にあたって一言
　情報処理学会のアルゴリズム研究会でご活躍されている先生方からのご推薦をいただき、パズルや折り紙の計算機科学的側面からの長年の研究活動に対する貢献ということで、同学会のフェローに認証していただきました。パズルや折り紙というと、子供の遊びととらえられることもありますが、そこには抽象的な意味での計算の本質が隠れていて、計算機科学の観点から見ると非常に魅力的な問題に溢れています。まさに本学のコンピューティング科学研究領域の王道ともいえる研究を評価していただけたことをありがたく思います。また国内外の共同研究者、研究室の仲間たち、そして研究活動を支えてくれた家族にも深く感謝いたします。
　今後も、計算を科学する心を忘れずに、幅広くアルゴリズムや計算量の研究に励んでいく所存です。

フェローの認証状およびタイピン

令和5年5月10日