社会人向けのリカレント教育に地域で活躍する人材が登壇 ～新聞社のもつ人的ネットワークを教育プログラムへ反映～
社会人向けのリカレント教育に地域で活躍する人材が登壇
～新聞社のもつ人的ネットワークを教育プログラムへ反映～
| 北陸先端科学技術大学院大学（学長・寺野 稔、石川県能美市）リスキル・リカレント教育センターは、2023年4月から実施する社会人向けのリカレント教育プログラムを読売新聞北陸支社の協力のもと、企画段階から「共創」しました。 本プログラムは、実際の企業現場の体験やエピソードを大学院の持つノウハウで教材化し、社員や経営者が持つ課題を、受講者がワークショップに参加しながらロジカルに解く参加型のプログラムであることが大きな特徴です。 全6回で構成されるシリーズでは、「仕事のモチベーションを生むギフトワーク（なぜかどうしてもやりたい活動）」をテーマに、職場の中ではなく、職場の外の活動から活力を得て本業に活かす新しい働き方を探究します。プログラムでは、読売新聞北陸支社が取材を重ね築いてきた人的ネットワークから「ギフトワークと本業の間でシナジーとモチベーションを生み出してきた実践者」を選定・登壇を依頼し、職場の外から「働くこと」を見つめ直す重要性を共有します。本プログラムは、「参加型ラーニングセミナー＠JAISTシーズン7」として、2023年4月から2023年9月にかけ、計6回の予定で北陸先端科学技術大学院大学金沢駅前オフィスとオンラインのハイブリッド形式にて実施いたします（参加無料）。 |
■参加型ラーニングセミナー＠JAISTの沿革
北陸先端科学技術大学院大学では、地域の社会人向けの人材育成プログラム（リカレント教育プログラム）として、参加型ラーニングセミナー＠JAISTを開催しています。本セミナーは、2016年にスタートして以来、「知識を得るのではなく意識を変える、競争ではなく共創を促すセミナー」を合言葉に毎月継続的に開催してきました。これまで約80回のセミナーを開講し、のべ2000人の受講者にご参加いただいております。
2019年10月には、半年（計6回）を共通テーマで実施するようリニューアルし、今期で7シーズン目を迎えます。
本セミナーの特徴は、実務家の講師や他の参加者と学びあうワークショップを重視したアクティブラーニングです。
今期は、読売新聞北陸支社（高岡市）や北菱電興株式会社（金沢市）、荒川化学工業株式会社（大阪市）の組織人と企画段階から共創しました。その中で、多くの地域企業が職場内のモチベーションの低下を危惧していること、そして職場の外の活動から仕事へのモチベーションを醸成し本業でも結果を出している人財が北陸地域に存在することの双方が判明し、この度のプログラムの開発、スクールの実施に至りました。
■事業主体・実施内容等
| 回 | 日 時 | テーマ | 講 師 |
| 1 | 4月26日（水） | 会社の外に飛び出し、面白い人に会う醍醐味 行き詰った時には、会社の外での「出会い」がいつも解決してくれた。本業が楽しくなるとき、ギフトワークを生み出すとき、ギフトワークが行き詰ったら別のギフトワークからアイデアを得るとき。会社の外の出会いが生み出す効用を共有します。 |
井波 人哉さん （有）シーブレーン 社長 |
| 2 | 5月25日（木） | ギフトワークがあったから受け入れられた家業 治療しながらも、動物から伝わる気持ちを思い遣り、それを飼い主に伝える、自分なりの獣医の仕事。ここから神様と氏子との「つながり」を築くことが自分らしい宮司の姿だと気付ける。ギフトワークが生み出す相乗効果を清水さんと共有します。 |
清水 景子さん たむら動物病院 副院長 |
| 3 | 6月28日（水） | 「働きたい」とギフトワークを求めて集まってくる 幼い頃から機械いじりが大好きで、ドローンショーを企画運営する仕事を設立したのも、「面白い」と思ったから。「ワクワクすること」には、自然と人が集まってくる。ギフトワークが人材を惹きつけ、やりたいことを実現するプロセスを追体験します。 |
山本 雄貴さん （株）ドローンショー 代表取締役 |
| 4 | 7月26日（水） | 思うようにならないことが大事 思うようにならない人生。だからこそ価値がある。住職、会社員、焙煎士を通して、思うようにならないことにこそ価値があることに気づく。この気づきが本業にも活きてくる醍醐味をギフトワークの達人から学びます。 |
谷内 正思さん 慶専寺 住職 |
| 5 | 8月23日（水） | 仕事のモチベーションは職場の外からゲットする 水族館長である稲村さんの担当生物は人。「人を飼育する」とは、例えば職員が外に出て、組織外の人から評価されるように育てる、稲村流の愛情。組織外で学び評価されることが、これからの時代のキャリア形成にどんな効果があるのかを学びます。 |
稲村 修さん 魚津水族館 館長 |
| 6 | 9月27日（水） | やりたいことを妄想したら、もうそうするしかない 自分が歳をとったときに、どんな社会で生きていきたいですか。「誰かのために」から、スタートするといつの間にか「私らしく」を発見しているのが宮田先生。私らしく、皆違っても良い共生の視点から、あなたならではの活動を見つけましょう。 |
宮田 妙子さん 富山国際学院 理事長 |
ただし、新型コロナウイルスのまん延状況に応じた入室制限あり
＜関連情報＞
参加型ラーニングセミナー＠JAISTシーズン7は、一般社団法人JAIST支援機構と連携し、法人のお客様向けの有料セッションもご用意しています。
サービスの詳細は以下ウェブサイトよりご覧ください。
（詳細：https://www.jaistso.or.jp/jiagccf/empowerment_seminar/ ）
＜本件お問い合わせ先＞
北陸先端科学技術大学院大学 リスキル・リカレント教育センター（赤穗・敷田）
E-mail: learn-jaist@ml.jaist.ac.jp
＜関連リンク＞
北陸先端科学技術大学院大学
リスキル・リカレント教育センター：
https://www.jaist.ac.jp/areas/facility/recurrent.html
令和5年3月23日
