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令和4年度第1回全学FDを開催

 1月13日(金)、「授業レポートや論文における剽窃等に対する取組について」というテーマで、Web会議システムを通じて、令和4年度第1回全学FDを開催し、110名を超える教員が参加しました。

 神田陽治研究科長の挨拶に続き、知識科学系の伊藤泰信教授(トランスフォーマティブ知識経営研究領域)による趣旨説明および話題提供(知識科学系の取組の紹介)がなされました。知識科学系では令和3年度以降、学系内FDワーキンググループおよび学系教員会議にて剽窃等の不正行為への対応について議論を重ねてきたことが紹介されました。具体的には、剽窃行為に対しては単なる懲罰ではなく適切な教育的指導を伴う取組が必要であるという認識から、複数指導教員による情報共有、先行研究文献の読書メモや、論文・レポート執筆のための手引きの作成など、様々な取組が知識科学系でなされていることが紹介されました。

 続いて、伊藤教授による進め方の説明があった後、参加教員は16グループ(1グループ6〜7名)に分かれてグループディスカッションが実施されました。その後、マテリアルサイエンス系の西村俊准教授(物質化学フロンティア研究領域)の司会によってディスカッションの意見が全体共有され、最後に、情報科学系の上原隆平教授(コンピューティング科学研究領域)による講評と閉会の挨拶によって締めくくられました。

 事後アンケートでは、80名からの回答のうち、93パーセントの参加者から、今回のFD参加によって新たな学びがあったという回答を得ました。学生の剽窃等への教育的な対応について改めて考え、意見交換をする有益な機会となりました。

令和5年3月22日

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