ニュース・イベント

お知らせ

学生グループが、能美市の製造業3社のDX推進状況の調査と提案を行い能美市長に報告

 3月29日(火)、能美市の製造業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に関する研究に取り組んできた学生が、能美市長らにその成果を報告する「JAIST×能美市IoT・AI推進事業報告会」がオンラインで開催されました。
 本事業は、本学グループ副テーマ研究の一環として平成30年度に開始されたもので、今回で4回目となります。今年度は博士前期課程の井村明日香さん、杉田竜也さん、宮崎陽祐さん、山口翔太郎さん、丸山悠那さんの5名が参加し、知識マネジメント領域の内平直志教授(専門分野:IoT・AIイノベーション)の指導のもと実施されました。

 学生は能美市の製造業(本螺子製作所、東振精機、徳野製作所)の製造現場におけるインタビュー、現場観察、IoTデータや映像・音声データなどの分析を約半年間かけて行い、各社のDXの推進状況を理解・把握すると共に、更なるDX推進に向けた提案を行いました。また企業側からも様々なアドバイスがあり、学生にとって貴重な経験となりました。
 発表後、研究に協力いただいた企業からは、DX推進の重要な視点を再認識したという感想とともに、産学官連携を通じた能美市全体の製造業のDX推進を期待する声が寄せられました。

学生の提案内容:
・IoTデータと作業者データ(映像・音声による動線・作業内容)の統合分析の試行と生産効率向上への活用法提案
・蓄積されたデータ全体を俯瞰する関連図と製造装置の故障予測データ分析の試行と提案
・一品物製造の段取り効率化のための記録方法とDXに関する情報交換の場の重要性の提言

*副テーマ研究とは:本学では専攻分野に関する主テーマ研究のほか、関連分野の知識等を修得し、幅広い視点から研究を行う能力を身に付けるため、副テーマ研究を必須科目として実施しています。副テーマ研究は個人で実施する場合とグループで実施する場合があります。

info20220331-11.jpg
info20220331-12.jpg
info20220331-13.jpg
info20220331-14.jpg

令和4年3月31日

PAGETOP