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ヒューマンライフデザイン領域の鵜木教授の研究課題がKDDI財団の調査研究助成に採択

ヒューマンライフデザイン領域の鵜木 祐史教授の研究課題が公益財団法人 KDDI財団の調査研究助成に採択されました。

 KDDI財団では、世界の隅々、全ての人々に情報通信の恩恵が行き渡ることを目指した事業の推進の一環として、ICTの普及、発展、グローバル化、ICTを利活用しての社会的課題の解決に寄与する調査研究に対して助成を行っています。

*詳しくは、KDDI財団ホームページをご覧ください。

採択期間
 令和341日~令和5331

研究課題
 
ディープフェイク音声の自動判別法

■研究概要
 近年のAI音声合成技術の進歩は凄まじく、少ないデータから本人そっくりの声をいともたやすく作成(複製・加工)できる状況にあります。このようにAI音声合成技術によって作成された、悪意ある複製音声は、ディープフェイク音声とも呼ばれ、専門家でさえ本物かどうか判別が難しいほどです。既に、ディープフェイク音声を利用した詐欺事件も起きており(The wall street journal, Aug. 30, 2019, "Fraudsters Used AI to Mimic CEO's Voice in Unusual Cybercrime Case")、なりすましによる詐欺被害の増大など大きな社会的脅威になりつつあります。そのため、マルチメディア情報を安心安全に利用するための仕組み、特にディープフェイク音声攻撃に対する防御法や判別法の確立が喫緊の課題です。
 本調査研究では、「音声改ざん」や「なりすまし」といったディジタル犯罪を防ぐために、本物の人の声か、それともAI音声合成技術によって作成されたディープフェイク音声であるかを見破る技術の確立を目指します。

令和3419

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