環境・エネルギー領域の中野助教の研究課題がRISTの「富岳」利用課題に重点分野として採択
環境・エネルギー領域の中野 晃佑助教(課題代表者)の研究課題「第一原理量子モンテカルロ法:ジェミナル型多体波動関数に基づく強相関物質の動的物性研究」が、一般財団法人高度情報科学技術研究機構(RIST)の令和3年度の「富岳」利用課題に重点分野(次世代コンピューティングに資する基盤研究開発)として採択されました。
*参考:
「富岳」利用課題について(https://www.hpci-office.jp/pages/r03_boshu)
選定課題(一般課題)一覧(https://www.hpci-office.jp/materials/adoptionlist2021_11.pdf)
「富岳」は、理化学研究所の京コンピューターの後継として、2021年に本格稼働予定のスーパーコンピューターであり、世界のスーパーコンピューターの性能ランキングであるTOP500リストで第1位を獲得しています。
*詳しくは、理化学研究(https://www.r-ccs.riken.jp/jp/fugaku)、富士通株式会社(https://pr.fujitsu.com/jp/news/2020/06/22.html)のホームページをご覧ください。
■研究課題名
第一原理量子モンテカルロ法:ジェミナル型多体波動関数に基づく強相関物質の動的物性研究
■研究期間
令和3年4月~令和4年3月
■採択にあたって中野助教のコメント
我々の主務とするTurboRVBを利用した「第一原理量子モンテカルロ計算」は、その並列化効率の高さから、エクサスケールスーパーコンピューターと非常に相性が良い電子状態計算で、これまで扱えなかった規模の分子/結晶を扱うことが可能となって参りました。現在実施中の富岳の試行的利用課題に継続する形として、革新的な研究成果を生み出していく所存です。
令和3年2月19日