学生の西澤智子さん（博士後期課程3年、創造社会デザイン研究領域、由井薗研究室）がThe 19th International Conference on Knowledge, Information and Creativity Support Systems（KICSS 2024）においてHonorable Mentionを受賞しました。

　KICSS 2024は令和6年12月5日～7日にかけて、インドネシア（バリ）にて開催された国際会議です。同会議は知識工学・科学、情報技術、創造性支援システム、複雑システムモデリングの分野における幅広い研究トピックを提供し、国際的な研究者間の技術と知識の交流を図ることを目的としています。

※参考：KICSS 2024

■受賞年月日
　令和6年12月6日

■研究題目、論文タイトル等
The Influence of Body Usage on Creative Drawing: A Comparison of Calisthenics and Meditation in Junior High School Students

■研究者、著者
Satoko Nishizawa, Takaya Yuizono

■受賞対象となった研究の内容
　美術教育を基盤に創造性を引き出す手法を検討した。創造的思考や表現活動において重要な役割をもつ身体に着目し、中学生を対象に身体運動と瞑想がドローイングに与える影響を調査した。ドローイング前に3分間の体操と瞑想を行い、作品の面積や暖色・寒色の割合、色数の変化を分析した。その結果、瞑想後の作品では面積が増加し、体操後は暖色系の色が増える傾向が見られた。これらの身体の動きが創造性に影響を与える可能性があり、今後、創造性と身体の関係についてさらに探究したい。

■受賞にあたって一言
　この度はKICSS 2024にてHonorable Mention賞をいただき、大変光栄に思います。ご協力いただいた学生の皆さん、そして指導してくださった由井薗隆也教授に心より感謝申し上げます。今回の貴重な経験を活かし、国際的な視点を意識した研究に取り組んでいきたいと考えています。

令和7年1月29日