学生の古新さんが19th JFFLA 2024にてChanoma Awardを受賞
学生の古新舜さん(博士後期課程3年、トランスフォーマティブ知識経営研究領域、白肌研究室)が19th Japan Film Festival Los Angels(JFFLA)2024にてChanoma Awardを受賞しました。
19th JFFLA 2024は令和6年9月1日~15日にかけて、アメリカ(ロサンゼルス)にて開催された日本映画祭です。長編、中編、短編部門合わせて37本の日本映画が上映され、古新さんが脚本・監督を務めた映画「Who's dancing now? いまダンスをするのは誰だ?」がChanoma Award(最高賞)を受賞しました。
当日は、監督やキャストが登壇してのQ&Aセッションなどのほか、オンライン上映も行われました。
※参考:19th JFFLA 2024
Who's dancing now? いまダンスをするのは誰だ?
■受賞年月日
令和6年9月15日
■映画タイトル
Who's dancing now? いまダンスをするのは誰だ?
■監督・脚本
古新舜
■受賞対象となった作品の内容
パーキンソン病患者と、患者を取り巻く社会環境を学術的に研究するだけでなく、その研究と並行して映画を製作し世に問いかけることで、社会に幅広く関心を喚起することを目指しました。映画では、パーキンソン病の当事者、家族、支援者、医療従事者の関係性を描き出し、病気の理解に留まらず、社会全体が抱える偏見や課題に対しても問題提起を行ってきました。また、国境を超えて作品を発信することで、さまざまな文化や社会においても共通する難病への課題を前景化し、世界的な視点での理解と連帯を促進することを実践しました。
■受賞にあたって一言
本作は、パーキンソン病という難病を題材として、4年掛けて映画を製作し、昨年10月に劇場公開いたしました。難病を抱えている方の孤独な状況への理解と、その方々が社会に包摂され、人生を未来志向で歩んでいくための社会環境のあり方を投げかけることを本作の目的としました。本作は、企画者も主演俳優もパーキンソン病当事者であり、映画製作のあり方自体も包摂性を重視いたしました。この受賞が、多くの方々にパーキンソン病を初めとする難病についての理解を深める一助となればと心より願っています。引き続き研鑽を重ねながら、研究活動と芸術活動を架橋させ、社会に十全に貢献していきたいと思います。
左から小島のぞみ、塩谷瞬、古新舜
令和6年10月10日