学生の蒲生さんらのチームがラーニングイノベーショングランプリ2024において奨励賞を受賞
学生の蒲生由紀子さん(博士前期課程2年、人間情報学研究領域、長谷川研究室)を代表とする長谷川研究室のチームが、ラーニングイノベーショングランプリ2024において、奨励賞を受賞しました。
「ラーニングイノベーショングランプリ」は、これまでにない学習・教育方法やスタイル、革新的なラーニングテクノロジーを発掘し、新たな学習・教育環境を提案するため、高等教育機関(大学・大学院・高等専門学校等)の研究室(チーム)を対象に、教育や人材育成に関わる企業と、革新的な学習・教育環境を研究している高等教育機関のマッチング機会を拡げることを目的として開催されています。
審査は、【1】産業界から見た独創性・斬新性と【2】社会的価値(a: 教育・学習に与えるインパクト、b: 発想スケールの大きさ、c: 実用化された際の波及効果)の2つの観点から行われ、特に独創性・斬新性が重視されます。
※参考:ラーニングイノベーショングランプリ2024
■チーム名・メンバー
チーム名:長谷川研究室_プログラミング学習支援G
メンバー:蒲生由紀子、長谷川忍
■受賞年月日
令和6年7月17日
■研究題目、論文タイトル等
対話型言語モデルを用いたピア・エージェント・チュータリングによるフローチャート学習環境
■受賞対象となった研究の内容
本研究は、フローチャートと共同学習の有効性を活かし、中学生や高校生のプログラミング教育における課題解決を目指しています。エラードリブン学習とピア・エージェント・チュータリングを組み合わせ、対話型言語モデルを用いて生徒の思考を促し、メタ認知を向上させることを目標としています。システムはiOSアプリをベースに、Open AIのAPIやAWSを利用し、対話履歴や学習データを管理します。今後は実際の教育現場での検証を予定し、より効果的なプログラミング学習環境の提供を目指します。
■受賞にあたって一言
このたびは、名誉ある賞をいただき、大変光栄に存じます。まずは、日頃からご指導いただいている長谷川忍教授に心より感謝申し上げます。また、学校現場の先生方のご意見がなければ、この成果は実現できませんでした。皆様のご支援に深く感謝いたします。この受賞を励みに、プログラミング教育の発展にさらに貢献できるよう、今後も精進してまいります。
令和6年9月27日