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受賞

トランスフォーマティブ知識経営研究領域の吉岡准教授がクリタ水・環境科学振興財団の2024年度クリタ水・環境科学研究優秀賞を受賞

 トランスフォーマティブ知識経営研究領域の吉岡秀和准教授が公益財団法人クリタ水・環境科学振興財団の2024年度クリタ水・環境科学研究優秀賞を受賞しました。

 公益財団法人クリタ水・環境科学振興財団は、水環境に関する科学の振興を図り、自然と人間の調和を促進する社会の発展に貢献するとともに、人と生態系にとって豊かな地球環境の創造に寄与することを目的として設立され、水と環境の科学の分野における調査・研究およびその国際交流に対する助成やその他の支援を行っています。
 クリタ水・環境科学研究優秀賞は過去に研究助成を受けられた研究者の中から、優れた研究成果や社会貢献の実績をあげている研究者に対して贈られるもので、その研究成果発表をとおして水環境に係わる研究者相互の交流とネットワーク構築を図ることを趣旨としています。

※参考:クリタ水・環境科学振興財団

■受賞年月日
 令和6830

■研究題目、論文タイトル等
 数理水環境科学の開拓

■研究者、著者
 吉岡秀和

■受賞対象となった研究の内容
 水環境に対する新しい数理的モデリングやフィールド調査、アユ成長・管理に対する新しい数理モデリングやフィールド調査、そして他分野研究者ならびにステークホルダーとのネットワーク強化の3点が、受賞対象となった研究の主要な成果です。数理科学と環境科学を軸として異分野を横断した学術的成果のみならず、地域の漁業協同組合と連携した調査や成果発信の取り組みも評価されたようです。

■受賞にあたって一言
 環境や資源のダイナミックスの背後に潜む数理法則を探求する研究について、高く評価していただけたものと考えています。昨今では、SDGsGX、ネイチャーポジティブなど、環境への配慮に関わる様々な概念が打ち出されています。今回の受賞は、こうした概念を真に理解し確実に実効性を持たせるためには受賞対象のような基礎研究を決して疎かにしてはならないという強いメッセージであると考えています。
 また、フィールドでの研究は、限られた時間に限られた労力で与えられたノルマを着実にこなす必要がある、極めて負荷が高いものです。こうした研究を継続できているのは私の能力からすれば奇跡のようなもので、周りの皆様のご理解やご助力の賜物であると感じております。
 さいごに、このような賞を頂くことが出来、誠にうれしく思います。賞の選考に携わった方々、研究で協働した研究者の方々や漁業協同組合の方々、地域住民の方々、研究環境をサポートしてくださった関係者の方々や大学職員の方々、家族に深く感謝申し上げます。今後とも、環境やアユに関する研究に力を注ぎたいと思います。

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表彰盾
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受賞講演スライドの表紙

令和6年9月18日

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