学生のLIUさんがICSSI 2024においてBest Theme Paper Awardを受賞
学生のLIU, Xuanさん(博士前期課程2年、トランスフォーマティブ知識経営研究領域、白肌研究室)がInternational Conference on Service Science and Innovation 2024(ICSSI 2024)において、Best Theme Paper Awardを受賞しました。
ICSSI 2024は、「Service Design for Sustainability」をテーマに、7月23日~26日にかけて台湾(台北)で開催された、サービス科学とイノベーションに関する国際会議です。同会議は持続可能なサービス実践の理解と実装を促進し、より豊かで公平な世界の実現に寄与することを目的としています。
Best Theme Paper Awardは、同会議において最も優れた論文の発表者に対して授与されるものです。
※参考:ICSSI 2024
■受賞年月日
令和6年7月25日
■研究題目、論文タイトル等
Interplay Between Servitization and the Circular Economy in Chinese Manufacturing SMEs: Analysis of Two Cases
■研究者、著者
Xuan Liu, Kunio Shirahada
■受賞対象となった研究の内容
この研究では、中小製造業におけるサービス化と循環経済(CE)の相互作用及び相乗効果について、事例分析を通じて解明した。従来の研究がデジタル技術に焦点を当てるのに対し、本研究は知識や経験などの非デジタル要素の重要性を強調している。なお、本研究は新しい概念的モデルを構築し、中小企業の財務的および環境的パフォーマンスの両立を支援する実践的な洞察を提供する。さらに、本研究は「CE as a competitive advantage」という概念を提唱し、CEが単なる最低限の環境基準を満たすためだけでなく、サービス化と組み合わせることで競争優位性を生み出し、より多くの中小企業が早期にCEに参加する方向性を示している。
■受賞にあたって一言
この度、Best Theme Paper Awardを受賞することができ、大変光栄に思います。今回が初めての国際会議であり、初めて英語で論文を執筆しました。白肌邦生教授の細やかなご指導とお力添えがなければ、この成果を得ることはできなかったでしょう。また、私たちの研究にご協力いただいた全ての企業の皆様の温かいご支援にも深く感謝いたします。この賞をいただけたのは、皆様のご支援と励ましのおかげです。この栄誉に恥じぬよう、今後も努力し続け、研究に一層貢献してまいります。改めて、皆様に心から感謝申し上げます。
令和6年8月26日