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受賞

コンピューティング科学研究領域のDO助教がWRLA 2024においてThe First Place of Best Paper/Presentation Award for Young Researcherを受賞

 コンピューティング科学研究領域のDO, Minh Canh助教が、The 15th International Workshop on Rewriting Logic and its Applications (WRLA 2024) において、The First Place of Best Paper/Presentation Award for Young Researcherを受賞しました。

 WRLA 2024は、令和6年4月6日~7日にかけてルクセンブルグにて開催された、ETAPS 2024のサテライトイベントです。WRLAは書き換え理論とその応用に共通の関心を持つ研究者を集め、最近の研究成果を発表し、将来の研究の方向性について議論し、アイデアを交換する機会を提供することを目的としています。
 The First Place of Best Paper/Presentation Award for Young Researcherは、WRLAにおいて、論文・発表ともに優れた若手研究者に贈られる賞です。今回は2名の若手研究者にこの賞が贈られ、DO, Minh Canh助教は第一位の成績を収めました。

※参考:WRLA 2024
    ETAPS 2024


■受賞年月日
 令和6年5月31日

■研究題目、論文タイトル等
 Equivalence Checking of Quantum Circuits Based on Dirac Notation in Maude

■研究者、著者
 Canh Minh Do and Kazuhiro Ogata

■受賞対象となった研究の内容
 すべての量子回路が特定の量子コンピュータで実行できるわけではありません。量子コンピュータには、考えられるすべての量子ゲートが搭載されているわけではないためです。したがって、QC2で使用されるすべての量子ゲートがその量子コンピュータで処理でき、QC2がQC1と同等になるように、量子回路QC1を別の量子回路QC2に変換する必要がある場合があります。
 QC2がQC1と同等かどうかを確認するのは簡単ではありません。この論文では、量子回路の等価性チェックの基礎を提案し、ツールを開発し、実験データを報告しています。重要な発見の1つは、量子回路への定数入力を考慮する価値があるということです。

■受賞にあたって一言
 WRLA 2024でThe First Place of Best Paper/Presentation Award for Young Researcherの第一位を受賞できたことは、私にとって大変光栄です。 この評価は私にとって非常に意味があり、多くの方々のご支援と励ましがなければ達成不可能でした。まず、私の研究期間を通じて貴重なご指導とご支援を賜りました緒方和博教授に心より感謝申し上げます。また、このワークショップを成功させ、私たちの論文がこの賞に値すると考えてくださった WRLA 2024 の主催者、査読者、参加者の皆様にも感謝いたします。最後に、愛と限りないサポートをしてくれた愛する家族に特別な感謝を送ります。この受賞は、私にとって優れた研究のために努力し続け、社会に貢献するための強力なモチベーションとなります。

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令和6年6月19日

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