次世代デジタル社会基盤研究領域の篠田教授らがPerCom2024においてBest Demo Awardを受賞
次世代デジタル社会基盤研究領域の篠田陽一教授と篠田研究室の学生らが参画する京都大学防災研究所のARIAプロジェクトが出展したデモンストレーションが、IEEE the 22nd International Conference on Pervasive Computing and Communication(PerCom 2024)において、Best Demo Awardを受賞しました。
PerCom 2024は、3月11日~15日にかけてフランス(ビアリッツ)にて開催された、パーベイシブコンピューティングと通信の分野での主要な年次国際会議です。パーベイシブコンピューティングは、常にモバイルシステム研究の最前線に位置し、ワイヤレスネットワーキング、モバイルコンピューティング、分散コンピューティング、センサシステム、アンビエントインテリジェンス、スマートデバイスなど、幅広いテクノロジーの飛躍的な進歩により、多くの商用システムに採用されています。
Best Demo Awardは、デモセッションにおける研究価値、独創性、プレゼンテーションに基づき選考が行われ、優れたデモ展示を行った発表者に授与されるものです。
※参考:PerCom 2024
■受賞年月日
令和6年3月13日
■研究題目
Demo: Flood Damage CyRealization with an Orchestrator Framework
■研究者、著者
Kei Hiroi (Kyoto University)、Souma Nakagawa、Ryoma Takahashi and Akihito Kohiga (Japan Advanced Institute of Science and Technology)、Sho Fukaya (Suwa University of Science)、Yoichi Shinoda (Japan Advanced Institute of Science and Technology)
■受賞対象となったシステムの概要
受賞システムは、洪水の実時間可視化と被害予測を、デジタルツインの拡張概念であるCyReal (サイリアルー仮想空間と現実空間の連続化)を適用して実現したものです。
■受賞にあたって一言
このような賞をいただき大変光栄に思います。本研究は、2019年から京都大学の廣井慧准教授を中心に情報通信研究機構北陸StarBED技術センターと共同で進めてきた成果のひとつです。デジタルツインの新しい概念として提唱したCyRealの概念実証としてFlood Damage CyRealizationを構築し、このような大きな国際会議で発表できたこと、賞をいただけたことで大きな一歩を踏み出せたと感じております。
令和6年4月11日