学生の村井さんがKICSS2023においてOutstanding Student Paper AwardおよびKUNIFUJI Awardをダブル受賞
学生の村井友貴さん(博士後期課程2年、創造社会デザイン研究領域、由井薗研究室)がThe 18th International Conference on Knowledge, Information and Creativity Support Systems(KICSS 2023)においてOutstanding Student Paper AwardとKUNIFUJI Awardをダブル受賞しました。
KICSS 2023は、三重大学が主催し、令和5年9月20日~22日にかけて北九州国際会議場にて開催された国際会議です。同会議は知識工学・科学、情報技術、創造性支援システム、複雑システムモデリングの分野における幅広い研究トピックを提供し、国際的な研究者間の技術と知識の交流を図ることを目的としています。
村井さんは、このたび、同会議に投稿された論文の中から、特に優秀な論文を発表した学生に授与されるOutstanding Student Paper Awardを受賞。さらに名誉議長でKICSS創設者の一人である國藤進氏の名を冠したKUNIFUJI Award(創設者賞)をダブル受賞しました。
※参考:KICSS2023
■受賞年月日
令和5年9月22日
■研究題目
Corporate Practices Referencing the W-Shaped Problem Solving Model and Lessons Learned from Them - The Effectiveness of the KJ Method and What It Does Not Have to Do With It
■研究者、著者
Yuki Murai, Takaya Yuizono
■受賞対象となった研究の内容
本研究では、骨格模型製品ビジネスにおける川喜田のW型問題解決モデルの適用と意思決定プロセスについて述べた。筆頭著者が代表を務める企業における骨格モデル事業において、ビジョン形成のプロセスを詳細に検討した結果、意思決定プロセスを途中で中断したことが後に深刻な問題を引き起こしたが、意思決定プロセスを再導入することで解決したことを事例として示すことができた。また、W型問題解決モデルの実践における有用性と限界、営利活動に関わる知識の不可欠性について具体的に論じ、今後の実践に向けた教訓を導き出した。
■受賞にあたって一言
この度はKICSS 2023にてOutstanding Student Paper AwardとKUNIFUJI Awardを賜り、大変光栄に存じます。ご指導賜りました由井薗隆也教授に御礼申し上げます。この受賞を励みとして、社会人学生として仕事との両立を図りながら研究を推進していきたいと思います。
令和6年1月17日