学生のLIU, Yuningさん（博士後期課程3年、人間情報学研究領域、鵜木研究室）が2023年度電気・情報関係学会北陸支部連合大会（JHES2023）において2023年IEEE名古屋支部学生奨励賞を受賞しました。

　電気・情報関係学会北陸支部連合大会（JHES：Joint conference of Hokuriku chapters of Electrical and information Societies）は、多様な研究開発を支える北陸最大の学術集会です。電気学会､電子情報通信学会､映像情報メディア学会､日本生体医工学会、情報処理学会､計測自動制御学会､日本音響学会､電気設備学会の各北陸支部及びIEEE名古屋支部が主催する連合大会であり、一般の学会では得られない分野を超えた学際的交流が、同大会の醍醐味です。北陸地域での大学・高専・産業界による知識・価値の共創とイノベーション人材の育成の場として活用されています。
　IEEE名古屋支部では、同大会における学生の優秀な論文発表を表彰する制度として、「Student Award（学生奨励賞）」を設けています。LIU, Yuningさんは昨年9月に金沢工業大学にてオンライン開催されたJHES2023で発表した論文が評価され、この度の受賞となりました。

参考：JHES2023

■受賞年月日
令和5年11月8日

■研究題目
Emotion Prediction based on Conversation Entrainments

■研究者、著者
Liu Yuning , Unoki Masashi

■受賞対象となった研究の内容
The study explores entrainment, the phenomenon of speakers adapting to each other, in the context of emotional expression during conversations. By investigating various dimensions, including phonetics and emotional states, and analyze whether entrainment patterns differ across emotions and its potential to enhance emotion prediction accuracy. The results indicate that entrainment is effective in emotion prediction task, and by the combination with traditional acoustic features enhances predictive capabilities, show the potential of the entrainment to make machines interacting with humans using speech with emotional intelligence by adding it as a functionality.

■受賞にあたって一言
　このたびは、北陸最大の学術集会電気・情報関係学会北陸支部連合大会からこのような賞をいただき、大変光栄に思っております。このような賞をいただけたのは、私の主指導である鵜木祐史先生と、研究室のメンバー全員からいただいた様々な意見やサポートのおかげだと思っています。今後はこの賞を励みに、より一層対話でのエントレイメント現象に取り組んでいきたいと思います。

令和6年1月11日