学生の杉田さんらのチームがラーニングイノベーショングランプリ2023において特別賞を受賞
学生の杉田一樹さん(博士後期課程1年、人間情報学研究領域、長谷川研究室)を代表とする長谷川研究室のチームが、ラーニングイノベーショングランプリ2023において、特別賞のサイコム フロンティアテクノロジー賞を受賞しました。
「ラーニングイノベーショングランプリ2023」は、これまでにない学習・教育方法やスタイル、革新的なラーニングテクノロジーを発掘し、新たな学習・教育環境を提案するため、高等教育機関(大学・大学院・高等専門学校等)の研究室(チーム)を対象に、教育や人材育成に関わる企業と、革新的な学習・教育環境を研究している高等教育機関のマッチング機会を拡げることを目的として開催されました。
審査は、【1】産業界から見た独創性・斬新性と【2】社会的価値(a: 教育・学習に与えるインパクト、b: 発想スケールの大きさ、c: 実用化された際の波及効果)の2つの観点から行われ、特に独創性・斬新性が重視されました。
「特別賞」は、上記の審査とは別に、スポンサーが独自に審査、選出したものです。
※参考:ラーニングイノベーショングランプリ2023のホームページ
PR TIMES(サイコム・ブレインズ株式会社 プレスリリース記事)
■チーム名・メンバー
チーム名:JAIST長谷川研究室第二言語習得支援チーム
メンバー:杉田一樹、太田光一、谷文、長谷川忍
■受賞年月日
令和5年7月19日
■研究題目
画像生成による誤答の示唆性を活用した語彙学習支援システム
■受賞対象となった研究の内容
英語語彙学習において、学習者の誤りの繰り返しにより、誤りを自然言語として獲得するFossilizationが問題とされる。一方、従来の英語語彙学習では、画像を用いた方法が有効とされるが、学習者の誤答に注目した研究は少ない。本研究では学習者が誤答しやすい状況を意図的に作り出し、学習者の誤答に応じ画像を生成することで効果的な内省を促し、繰り返しの誤答を回避する英語語彙学習支援システムの構築を行った。
■受賞にあたって一言
この度は、「サイコム フロンティアテクノロジー賞」を頂戴し、誠に光栄に思います。ご指導を賜りました、長谷川忍教授、太田光一助教、谷文助教はじめ、研究室の皆様方に感謝申し上げます。頂戴した賞を励みに、今後もより一層研究を深めて参ります。
受賞式の様子(左:杉田さん)
令和5年8月2日