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受賞

学生の磯山さんが日本音響学会2022年秋季研究発表会において学生優秀発表賞を受賞

 学生の磯山 拓都さん(博士後期課程3年、人間情報学研究領域、鵜木祐史研究室)が一般社団法人日本音響学会2022年秋季研究発表会において学生優秀発表賞を受賞しました。

 学生優秀発表賞は、平成21年に創設された賞で、将来の音響学の発展を担う若手研究者を奨励するため、春季又は秋季研究発表会において優秀な発表を行った学生会員に贈呈されます。

*参考:日本音響学会ホームページ
    第25回(2022年秋季研究発表会)学生優秀発表賞受賞者一覧

■受賞年月日
 令和5年3月16日

■研究題目、論文タイトル等
 聴覚フィルタバンクを用いたラフネスモデルの構築

■研究者、著者
 磯山拓都、木谷俊介、鵜木祐史

■受賞対象となった研究の内容
 本研究の目的は、時間領域で計算する音の大きさ(ラウドネス)の計算法を用いて音のざらつき感(ラフネス)を計算するモデルを構築することである。従来のラフネスの計算モデルは、Zwickerの時間領域で計算するラウドネスの計算法が使用されている。ラウドネスモデルにはMoore & GlasbergのISO 532-2もある。しかし、この計算法に利用されている聴覚フィルタには、インパルス応答を持たないRoex聴覚フィルタが使われている。そのため、ラフネスなどのラウドネスの時間変動から求める指標の計算には使用することができない。そこで、我々のグループでは時間領域で計算するラウドネスモデルを構築し、そのモデルを用いてラフネスを計算するモデルを提案した。このモデルは、従来のモデルと同程度にラフネスを計算することができることがわかった。

■受賞にあたって一言
 このたびは、伝統ある音響学会からこのような賞をいただき、大変光栄に思っております。このような賞をいただけたのは、私の主指導である鵜木先生や、研究の相談に乗っていただいた木谷先生をはじめ、研究室のメンバー全員からいただいた様々な意見やサポートのおかげだと思っています。今後はこの賞を励みに、より一層聴覚研究に取り組んでいきたいと思います。

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令和5年3月24日

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