学生の由田さんが日本創造学会論文賞を受賞
学生の由田 徹さん(博士後期課程3年、創造社会デザイン研究領域、永井研究室)の日本創造学会論文誌Vol.25に掲載された論文が論文賞を受賞しました。
日本創造学会は、あらゆる分野の理論と方法の創造的な結合により、創造に関する研究と実践の育成発展、並びにその成果を社会に浸透、普及させることを目的としています。研究大会、各種研究会、論文誌、ニューズレターの発行、国際的な交流などの活動を行っています。
論文賞は、毎年1回発行される日本創造学会論文誌に掲載された論文の中から、学会賞委員会による審査を経て授与されます。
■受賞年月日
令和4年11月12日
■研究題目、論文タイトル等
デザインの創造性向上にむけた感性要求の獲得方法
-避難所用簡易間仕切りシステムの事例研究-
■研究者、著者
由田 徹、 藪内 公美、 永井 由佳里
■受賞対象となった研究の内容
避難所用簡易間仕切りシステムを事例として、感性要求の獲得方法を提案しました。また、感性要求の獲得においては、感性要求を構造化し可視化する方法を提案し、この方法に用いられた特徴となる感性ワードを用い、ME法による感性評価実験により当該システムの感性評価を行いその特徴を把握しました。併せて、把握された当該システムのデザイン改善のためのワークショップを開催し、デザインの創造性の向上に寄与することを確認し、提案の方法がどのように寄与するのか詳細に分析しました。
■受賞にあたって一言
今回の受賞を大変光栄に思うと同時に、うれしく思っております。本研究は、小松マテーレ株式会社・大和リース株式会社・株式会社坂茂建築設計事務所と本学永井研究室の共同研究として実施されました。この場をお借りしまして、心よりお礼申し上げます。投稿にあたりご指導頂いた永井由佳里教授、藪内公美(本学元特任助教)の各先生並びに、丁寧に査読を頂いた先生方にも大変感謝しております。この受賞を励みに、研究活動を継続していきたいと考えております。
令和4年11月24日