人間情報学研究領域の岡田准教授の共同研究課題が第4回物質・デバイス共同研究賞を受賞
人間情報学研究領域の岡田 将吾准教授の大阪大学との共同研究課題が物質・デバイス領域共同研究拠点の第4回物質・デバイス共同研究賞を受賞しました。
物質・デバイス領域共同研究拠点は、2010年度に発足し、物質・デバイス分野において卓越した研究実績のある5つの研究所(北海道大学電子科学研究所、東北大学多元物質科学研究所、東京工業大学科学技術創成研究院化学生命科学研究所、大阪大学産業科学研究所、九州大学先導物質化学研究所)が対等に連結したネットワーク体制の組織です。
物質・デバイス共同研究賞は、400件を超える共同研究プロジェクトの課題の中から、物質・デバイス研究の発展に多大なる寄与をした共同研究課題および研究グループを表彰するもので、今回顕著な研究業績を上げた20件が推挙されました。
詳細は、物質・デバイス領域共同研究拠点HPをご覧ください。
■受賞年月日
令和4年7月8日
■研究課題名
オンライン対話環境におけるユーザのマルチモーダルセンシングに関する研究
■研究者、著者
岡田将吾,駒谷和範(大阪大学 産業科学研究所)
■受賞対象となった研究の内容
身振りといった非言語情報と言語情報を統合的に理解し、人間のような自然な対話を実現するマルチモーダル対話システムの実現が期待されている。一方、「With/After コロナ」の時代において、オンライン対話環境における対話システムサービスが台頭することが想定される。この背景より、収録したオンライン対話環境における対話システムとユーザとの対話データより、言語・非言語情報のセンシングに基づき、ユーザの対話に対する心象状態(システムとの対話を楽しんでいるか?)を推定するモデルを構築・評価した。
■受賞にあたって一言
この度、物質・デバイス領域共同研究拠点より物質・デバイス共同研究賞を賜りまして大変光栄に思います。今回の受賞を励みに、当該研究分野の発展により貢献できるよう研究を進めてまいります。
令和4年9月1日