創造社会デザイン研究領域の宮田研究室の学生らが国際会議NICOGRAPH International 2022においてHonorable Mention AwardおよびShort Paper Awardを受賞
創造社会デザイン研究領域の宮田研究室の学生らが国際会議NICOGRAPH International 2022においてHonorable Mention AwardおよびShort Paper Awardを受賞しました。
NICOGRAPHは、1985年以来、旧社団法人日本コンピュータ・グラフィックス協会が実施してきたCGやマルチメディア分野の論文コンテストです。 その後、財団法人マルチメディアコンテンツ振興協会(MMCA)を経て、2000年より芸術科学会が主催しています。このコンテストは、CGやマルチメディア関係の論文発表の場として長い歴史を持ち、日本の CG・マルチメディア関係者の恒例行事となっています。
今回、NICOGRAPH International 2022は、令和4年6月4日から5日にかけてオンラインにて行われました。
■受賞年月日
令和4年6月5日
■受賞者名
佐藤 暁子さん(博士後期課程3年、創造社会デザイン研究領域、宮田研究室)
■受賞した賞の名称
Honorable Mention Award
■研究題目、論文タイトル等
Elucidation of Visual Interest When Viewing Research Presentation Posters by Eye Tracking
■研究者、著者
Akiko Sato, Haoran Xie and Kazunori Miyata
■受賞対象となった研究の内容
This work aims to explore the potential issues and design rules for a research poster. We prepared research posters created by a graphic designer, analyzed how people viewed them using an eye tracker, and conducted an interview survey. The results of the experiment, a poster that is easy to read is one that has a layout with a clear structure. This can be done by dividing each element of the poster into groups using correct margins, borders, and regions. Also, we found out that it is possible to guide the eyes depending on the layout and that people who are familiar with viewing research posters only look at the elements that interest them.
■受賞にあたって一言
この度は、Honorable Mention Awardをいただき大変光栄に思います。ご指導賜りました宮田先生と謝先生に、また実験にご協力いただいたみなさまにこの場を借りてお礼申し上げます。研究者のみなさまに貢献できるよう、グラフィックデザインの観点から研究発表資料作成における考察を深め、さらに発展させていきたいと思います。この賞を励みに今後も精進して参ります。
■受賞者名
大依 正宣さん(博士前期課程2年、創造社会デザイン研究領域、宮田研究室)
沖野 浩太朗さん(博士前期課程2年、創造社会デザイン研究領域、宮田研究室)
滝上 亮太さん(博士前期課程2年、創造社会デザイン研究領域、宮田研究室)
■受賞した賞の名称
Short Paper Award
■研究題目、論文タイトル等
Perceptual Control of Food Taste with Projection Mapping
■研究者、著者
Masanobu Ohyori, Kotaro Okino, Ryota Takigami, Shogo Yoshida, Yichen Peng, Haoran Xie, Toshiki Sato and Kazunori Miyata
■受賞対象となった研究の内容
食体験のエンターテインメントとして、プロジェクションマッピングを活用した空間演出方法が様々なレストラン等の食事環境に導入されています。そして、視覚的な演出効果は食品そのものの印象を変化させる知見が様々知られています。それらに関する研究において、投影イメージによる味覚への影響がある程度示されていますが、有意差が認められる程の味覚変化を示すことがなされていません。私たちはかき氷のシロップの味が実はどれも同じであり色や香りで異なる味に感じているのではないかという観点に着目し、かき氷にプロジェクションマッピングを施し、かき氷への投射イメージの変化による味覚の影響について検討しました。
■受賞にあたって一言
【プロジェクトリーダー 大依さん】
この度は、NICOGRAPH International 2022におきまして、Short Paper Awardを頂戴できましたことを大変光栄に思います。今回の受賞は、本研究の遂行にあたりご指導いただいた宮田先生、謝先生をはじめ、グループメンバーの沖野君、滝上君、そして、研究室の先輩方や実験にご協力頂いた皆様方のご尽力があって成し得た成果です。この場をお借りして心から感謝申し上げます。この受賞経験を励みに今後も日々精進し、社会に貢献して参ります。
令和4年8月9日