学生の大島さんが第32回国際P2M学会研究発表大会において発表奨励賞を受賞
学生の大島 將義さん(博士前期課程2年、知識マネジメント領域、内平研究室)が第32回国際P2M学会研究発表大会において発表奨励賞を受賞しました。
第32回国際P2M学会研究発表大会は、「オープンでアジャイルなイノベーションマネジメントとP2M」をテーマに、10月24日にオンラインにて開催されました。
発表奨励賞は、同大会において、発表の技術及び内容が優れており、将来性が認められる発表を行った会員を表彰するものです。
■受賞年月日
令和3年10月24日
■研究題目
「アジャイル開発が持つ不確実性の低下メカニズム」
■研究概要
不確実性が高まる世の中において、企業は高い不確実性をコントロールして着実にアウトカムを生むことが求められる。そのため、プログラムマネジメントにおいても、より高い不確実性をコントロールする必要性が高まっている。本研究では、アジャイル開発をプログラムマネジメントの一形態であると位置づけ、WEBサービスのUI改善投資という事例から、アジャイル開発プロセスの不確実性低下メカニズムを明らかにする。それはWEBサービスの可逆性の活用と、開発投資サイズの細分化により、不確実性をコントロールしていると、リアルオプション理論の視点より説明することが出来る。
■受賞にあたって一言
この度、第32回国際P2M学会研究発表大会におきまして、発表奨励賞を頂けたことを大変光栄に思います。まさに今は、企業にとって不確実性は避ける対象ではなく、付き合っていく対象であると思います。それは、完璧な計画を計画通りに進めることよりも、計画が計画通りにいかない不確実性の中で、それでも着実に利益を積み上げていくマネジメントの転換が重要になっていることを意味すると思います。このような時代が求める研究テーマに取り組めていることを大変幸せに思います。ご指導頂きました内平直志教授ならびに貴重なご意見を頂いた研究室のメンバーに深くお礼申し上げます。
令和3年12月7日