セキュリティ・ネットワーク領域 のWANG助教が辻井重男セキュリティ論文賞 特別賞を受賞
セキュリティ・ネットワーク領域のWANG, Yuntao助教が辻井重男セキュリティ論文賞 特別賞を受賞しました。
辻井重男セキュリティ論文賞は、情報セキュリティ関連の団体の協力を仰ぎ、学生に限らず広く若手の研究者や実務家の、情報セキュリティの技術とマネジメントに係わる優れた論文を募り表彰するものです。2008年から7年間の学生論文賞を経て、2015年に現在の論文賞に衣替えをして、今回で第6回となりました。
* 参考 第6回「辻井重男セキュリティ論文賞」表彰式
■受賞年月日
令和3年7月8日
■論文題目
One Sample Ring-LWE with Rounding and Its Application to Key Exchange
■研究者、著者
Jintai Ding, Xinwei Gao, Tsuyoshi Takagi, Yuntao Wang(責任著者)
■受賞対象となった研究の内容
受賞論文では、耐量子計算機暗号の研究のひとつであり、鍵共有に関わる新たな提案をしています。鍵共有メカニズムとして、Roundingと呼ばれる手法を導入して変形したRing Learning With Errors (RLWE) 問題の困難性にもとづくDiffie-Hellman (DH) 型鍵共有プロトコルを提案しております。さらにシミュレーションと実装により通信コストを減らすという結果を得るとともに、安全性評価も行っております。
■受賞にあたって一言
この賞を励みとし、より一層の研究活動に精進したいと考えております。
令和3年7月20日