学生のHUANGさんと宮内さんがインテリジェンスデザイン国際シンポジウムにおいてBest Poster Awardを受賞
学生のHUANG, Zhengyuさん(博士後期課程1年、ヒューマンライフデザイン領域、宮田研究室)と宮内 涼将さん(博士前期課程2年、ヒューマンライフデザイン領域、宮田研究室)がインテリジェンスデザイン国際シンポジウム(ISID 2021)においてBest Poster Awardを受賞しました。
インテリジェンスデザイン国際シンポジウム(ISID 2021)は、本学創立30周年記念イベントとして、イノベーションデザイン国際研究センターが開催し、イノベーションデザインを牽引する世界的な研究者と若手研究者による最新の研究知見を紹介し、当該分野の未踏の研究領域と新たな課題へのアプローチの可能性について議論を行いました。
本シンポジウムは、3月13日から15日にかけてオンラインで開催されました。
■受賞年月日
令和3年3月15日
【HUANG, Zhengyuさん】
■研究題目、論文タイトル等
Freehand Portrait Drawing Support with Global and Local Guidance
■研究者、著者
Zhengyu HUANG(本学), Yichen PENG(本学), Tomohiro HIBINO(本学), Chunqi ZHAO(東京大学), Haoran XIE(本学), Tsukasa FUKUSATO(東京大学), and Kazunori MIYATA(本学)
■受賞対象となった研究の内容
人物画スケッチにおいて、ユーザーは大域的な特徴(パーツのバランス)や局所的な情報(各パーツの形状詳細)を常に意識しなければならず、専門知識を持たないユーザーにとって非常に難しい。そこで本研究では、大域特徴と局所特徴のガイダンスを行うことで、ユーザーが思い描いた人物画の制作を支援するデータ駆動型システムを提案する。大域特徴としては、データベースの中から、ユーザーの描く輪郭線に類似する人物画の輪郭線を動的に検索し、画面に表示する。局所特徴としては、敵対的生成ネットワークを用いることで、ユーザーが描いたパーツの位置関係を基にパーツの形状詳細を自動生成し、画面に表示する。人物顔スケッチ支援のためのユーザーインタフェースを開発した。
■受賞にあたって一言
この度、ISID 2021においてBest Poter Awardに選んでいただき、誠にありがとうございました。 本研究に携わっていただいた方々には、この場を借りて御礼申し上げます。今回の受賞を励みに、これからも「もっとユーザーの気持ちを理解出来る」創作支援に関わる研究をより一層精進していきたいと思います。
オンラインでの発表の様子(HUANGさん)
【宮内 涼将さん】
■研究題目、論文タイトル等
Stroke Correspondence without Image Vectorization
■研究者、著者
Ryoma MIYAUCHI(本学), Haoran XIE(本学), Tsukasa FUKUSATO(東京大学), and Kazunori MIYATA(本学)
■受賞対象となった研究の内容
この研究は、アニメの中割り自動生成ソフトで中割りを生成する際に、対象となる連続した原画内の閉領域の対応関係を推定することで、ユーザーへの大きな負担となるベクター線での原画の描き直し作業及び線の対応関係の決定作業を省き、原画をスキャンするだけで線の対応関係を推定することを可能とするシステムを開発した。
■受賞にあたって一言
この度は、ISID 2021においてこのような賞を頂戴でき、大変光栄に思っております。本研究に投票してくださった皆様、また学会の運営にご尽力してくださった先生方やスタッフの方々に感謝いたします。ご多忙な時期にもかかわらず熱心にご指導頂いた宮田先生、謝先生、東京大学の福里先生をはじめ、先輩方を含む宮田研究室の皆様に心から感謝申し上げます。この受賞を励みに、今後も一層努力を重ね、研究・開発に取り組み、さらに良い研究成果を出せるよう頑張ります。
オンラインでの発表の様子(宮内さん)
令和3年3月25日