学生の山田さん、ヒューマンライフデザイン領域の高島講師、西本教授が情報処理学会シンポジウム インタラクション2021においてインタラクティブ発表賞(PC推薦)を受賞
学生の山田 大誠さん(博士前期課程2年、ヒューマンライフデザイン領域、西本研究室)、ヒューマンライフデザイン領域の高島 健太郎講師、西本 一志教授が情報処理学会シンポジウム インタラクション2021においてインタラクティブ発表賞(PC推薦)を受賞しました。
1997年より毎年開催されているシンポジウム「インタラクション」は、ユーザインタフェース、CSCW、可視化、入出力デバイス、仮想/拡張現実、ユビキタスコンピューティング、ソフトウェア工学といった計算機科学、さらには認知科学、社会科学、文化人類学、メディア論、芸術といった人文科学の研究者および実務者が一堂に会し、インタラクションに関わる最新の技術や情報を交換し議論する場を提供しています。
本シンポジウムは、基調講演、査読を経て選ばれる登壇発表、実機デモンストレーションを行う「インタラクティブ発表(デモ)」、および議論を目的とした「インタラクティブ発表(ポスター)」から構成されます。インタラクティブ発表は、発表者と参加者との双方向的なコミュニケーションを目的としており、すべての投稿論文を評価した上で、優れた論文についてはプレミアム発表として認定し、発表当日にチーフプログラム委員が選定する賞の候補となります。
インタラクション2021は、3月10日から12日にかけてオンラインで開催されました。
■受賞年月日
令和3年3月12日
■研究題目、論文タイトル等
デジタル描画における消し跡の影響に関する基礎的考察 ~試行錯誤的描画の支援を目指して~
■研究者、著者
山田大誠、高島健太郎、西本一志
■受賞対象となった研究の内容
紙に描いた線を消しゴムで消した時などに残る消し跡は、描いたり消したりを繰り返しながら自分の描きたいものを手探りする試行錯誤的描画などに役立つ可能性があると考えられる。本研究は、描画ソフトウェアにおいて、紙の消し跡の再現にとどまらない、描画にもっと役立つ消し跡機能のデザイン・実装を目指している。インタラクション2021では、消し跡の描画への影響を明らかにするために行った実験とその結果について報告した。
■受賞にあたって一言
この度は、このような賞を頂戴できましたことを、大変光栄に思います。熱心にご指導いただいた西本先生と高島先生をはじめ、卒業した先輩方を含む西本研究室の皆様や、実験にご協力いただいた皆様方に、この場を借りて心からお礼申し上げます。これからも、「創作活動をもっと身近に」というビジョンの実現のために頑張ります。
オンラインでの表彰式の様子
令和3年3月18日