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受賞

知能ロボティクス領域の岡田准教授のグループが2019年度人工知能学会全国大会(第33回)において全国大会優秀賞(JSAI Annual Conference Award)を受賞

 知能ロボティクス領域の岡田 将吾准教授のグループの論文が2019年度人工知能学会全国大会(第33回)において全国大会優秀賞(JSAI Annual Conference Award)を受賞しました。

 本賞は、人工知能学会全国大会で発表された研究を表彰対象とし、特に優秀な研究を発表した者に全国大会優秀賞を授与することにより、全国大会での発表を奨励することを目的としています。表彰を行う年の全国大会において発表された本学会会員を筆頭者とする研究を対象として、研究発表が連名の場合、本会会員の連名者全員を表彰するものです。

 2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)は、6月4日~7日にかけて新潟市で開催されました。

■受賞年月日
 令和元年8月1日

■論文タイトル
 プロダクトディメンジョンを評価指標としたグループ対話のアウトプット推定

■著者
 三浦郷、岡田将吾

■論文概要
 本研究では、グループ対話の参加者から得られるマルチモーダル情報からディスカッションの質を推定するモデルの構築・評価を行った。発話ターン、韻律、言語といった情報をマルチモーダル特徴量として抽出し、プロダクトディメンジョンの評価指標に基づき評定された各グループのGDの質を推定するモデルを機械学習により構築した。本実験で対象とした3つの課題の内、2つの課題のデータを学習したモデルを用いて、学習に用いなかった1つの課題のデータに対して推定した精度の平均は、評価指標において最大精度の 0.73を得た。

■受賞にあたっての一言
[先端科学技術研究科 博士前期課程2年 三浦郷] 
 この度は全国大会優秀賞を頂き、大変嬉しく光栄に思います。論文執筆にあたり、ご指導頂きました岡田将吾准教授に心より感謝申し上げます。また、研究室の同期からの助言にも支えられました、この場を借りてお礼申し上げます。今後はグループ対話のアウトプットを推定・支援するシステムを社会実装するために努めていければと考えております。

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令和元年11月13日

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