2022年(令和4年度)留学生ニュース
1.修了生からのメッセージ(マワリム ケンディ オリビア さん)
JAISTに入学しようと考えている留学生のみなさんへ
みなさんは日本の大学院に進学しようと考えていますか?
JAISTでは、息をのむ景色とともに研究生活を楽しめます。 私の5年間を振り返ると、JAISTは研究だけでなく、人生のさまざまな側面において、自分自身の可能性や情熱を探求する豊富な機会を与えてくれました。
はじめに、少し自己紹介させていただきます。 私はインドネシアからの留学生のケンディです。2017年の初めにJAIST-ITBインターンシッププログラムを通じ、JAISTでの最初の旅は始まりました。その頃、研究経験や日本語のコミュニケーション能力は非常に限られていましたが、研究環境や日本での生活を楽しむことができました。 この経験から、JAISTで博士課程に進学して、自身の研究を深めることを目指すようになりました。
ここでは、「JAISTが留学生にとって最良な選択肢の1つである」5つの理由を紹介したいと思います。
JAISTの教授・職員は、学生の継続的な成長を考え、様々な支援を行ってくれるため、学生にとって研究環境は整っています。小さな大学なので、教授と学生が親密なコミュニティを形成してコラボレーションできると思います。さらに、教授、先輩、後輩と頻繁に交流することができます。私は鵜木研究室に所属していました。鵜木研究室は、我が家のような雰囲気の研究室です。各学生は、自分のワークスペースを提供されている他、ディスカッション、雑談、または単にティータイムを楽しむための共有スペースも利用できます。私は鵜木研究室の一員になれて幸運でした。私にとって、鵜木先生は尊敬できる研究者であり、私の研究人生に大きな影響を与えた指導者でもあります。研究室の同僚も研究活動に協力的で積極的です。一般的に、授業や研究活動には英語で十分です。ただし、日本語のスキルを磨いたり、日本文化を探求したりすることに興味がある場合は、日本人の同僚と積極的に交流することがお勧めです。
JAISTは留学生のためにいくつかの種類の経済的支援を提供しております。まず、文部科学省(MEXT)の奨学金は、授業料、生活費と更に往復航空券代までも支援してくれるので、素晴らしいと思います。その他では、日本の地方自治体や企業が提供する他の奨学金を申請することも可能です。また、JAISTは独自の学生給付奨学金や雇用型奨学制度などの支援を行っています。私は、三谷奨学金と雇用型奨学制度支援のおかげでJAISTで修士号を取得することができました。また、博士後期課程の最初の学期にDRFという助成金を受給し、その後、日本学術振興会(JSPS)DC1にも採用されたおかげで、2022年3月に博士号を取得することができました。
JAISTには、十分な設備を備えた研究室、国内および国際会議発表に参加するための研究助成金、コラボレーション/セミナールーム、24時間オープンしている図書館など、すばらしい施設があります。学内の体育館やトレーニングルームでは、学生がスポーツをして心をリラックスさせることもできます。また、学内には手頃な価格の寮もあり、留学中の経済的な悩みを減らすことができます。
JAISTや石川県の地域社会では、学生が興味のある様々なことを探求できるイベントを頻繁に行っています。留学生は、日本各地へ旅行に行ったり、日本文化を体験したりすることができます。また、地元の小学校や高校で生徒達と交流する機会も得られます。
最後だけど大事なことは、JAISTで日本の落ち着いた、四季折々の景色を楽しむことができることです。春は花見、夏は花火や白山登山(富士山、立山と並ぶ三霊山のひとつ)、秋は兼六園で紅葉狩り、そして冬は近くの山でスキーやスノーボードを楽しめます。
JAISTでの充実した学生生活を通じて、理想的な研究者に一歩近づくことができました。心から尊敬する教授たち、同僚、友人のおかげで、この大学で多くの思い出に残る時間を過ごすことができました。
みなさんの将来のキャリア形成のために、たくさんの選択肢があります。明るい未来のために一つ一つの選択を真剣に考えると良いと思います。もし、JAISTを選べば、充実した社会生活を送りながら研究を進めることができると思います。修士号または博士号を取得することは、簡単ではないかもしれませんが、これらの素晴らしい研究環境はあなたが情熱的で勇気ある研究者になるのをサポートするでしょう。さらに、JAISTでの生活に不安や疑問がある場合は、可能な限り支援してくれる親切なスタッフが熱心に答えてくれます!
以上です。いつかJAISTでお会いできるのを楽しみにしています。
マワリム ケンディ オリビア(MAWALIM, Candy Olivia)
インドネシア出身 2022年3月 先端科学技術研究科 博士後期課程 修了