留学生ニュース

2021年（令和3年度）留学生ニュース

JAISTに入学しようと考えている留学生のみなさんへ

みなさんは海外の自然豊かで素晴らしい環境で、奨学金をもらって勉強する暮らしを想像できますか？ JAISTでは授業料や生活費など数々のサポートがとても充実しています。

私はタイ出身の学生で、文部科学省国費外国人留学生奨学金を受給し、JAISTで修士号と博士号の取得に向けて勉強に励みました。奨学金の助けのおかげで目標を達成し、高度な研究経験を積み、日本での生活を楽しむことができました。

私は2016年に博士前期課程の学生として入学し、2021年秋にマテリアルサイエンス分野で博士号を取得しました。日本での5年間は、私にとって本当に貴重な経験でした。アカデミックな成功だけでなく、素晴らしい生活環境も求めている留学生に対し、 JAISTは１つの最良な選択肢となれる！と断言する理由として、私の経験談をみなさんに共有できることをとてもうれしく思います。

JAISTは知識科学系、情報科学系、マテリアルサイエンス系の3つの主要な学系から成り立っています。知識科学系では、知識創造の最先端にある人文科学、社会科学、自然科学を学ぶことができます。情報科学系では、工学、コンピュータサイエンス、情報処理を通じて重大な社会問題を解決するために使用される一般科学などを学際的に学べます。最後に、マテリアルサイエンス系では、あらゆる物質の研究と開発を通じて、人間と社会の問題を解決することを目的としています。学生は在籍する学系に関わらず、すべての授業を受講できます。これは学際的な教育そのものです。また、JAISTは海外での国際会議への参加を希望する学生に助成金を提供しています。これは、知識の幅を世界規模に大きく広げる絶好のチャンスになります。

またJAISTでの生活は、夏のサイクリング、秋の紅葉、冬にはスキー、春は桜と日本の四季を存分に満喫できます。自転車やスキーなどのレジャーアイテムは無料でレンタルできます。さらに、女性の集いやスポーツサークル、基本から学べる日本語教室のような様々な集まりに参加できます。気軽に集まったリ好きなことをすることで、安心感やリフレッシュすることができるので孤独を感じることは決してありません。

JAISTで充実した時間を過ごせたおかげで、とても早く時間が過ぎていきました。在籍した研究室では、心から尊敬する金子教授とラボメンバーが素晴らしいサポートをしてくれました。彼らのサポートがなければ私は目標を達成し、日本での５年間をこんなにも楽しむことはできませんでした。ぜひJAISTを次のステージの舞台として選んでください。何も心配いりません。JAISTのスタッフもとても親切で、もっとJAISTのことを知りたいと思った時にもとても熱心に答えてくれます。JAISTはみなさんを待っていますよ！

学位記授与式

夏にゆかたを着て

JAISTでの春の桜並木

JAISTでの四季

プレゼンテーション（東京）

プレゼンテーション（USA）

ブッドプッド　クリサラ（Kulisara BUDPUD）
タイ出身 2021年９月先端科学技術研究科博士後期課程修了

JAISTに入学しようと考えている留学生のみなさんへ

みなさんは充実したサポートが受けられる大学院を探していませんか？素晴らしい研究のアイディアがあるのに実践できずに悩んでいませんか？ JAISTはまさにそれを叶える場所であり、みなさんがここで目標を達成し、輝かしい未来を実現することを歓迎しています。私はバングラデシュからの元留学生で、JAIST先端科学技術研究科マテリアルサイエンス系のバイオサイエンスとバイオテクノロジーの分野で2016年に修士号（MS）、 2021年に博士号（Ph.D.）を取得しました。ここでは、私の５年間の経験に基づき、「絶対JAISTで学ぶべき！」と言える理由をいくつか紹介したいと思います。

1.アイディアはとても評価されます
社会問題を解決するための斬新で優れた研究アイディアがあれば、すぐにでも指導教員やアドバイザーと共有するべきです。JAISTは、みなさんがアイディアを生み出すことを奨励し研究室でそれを実行することを支援しています。これは、主指導教員の指導のもと、努力とアイディアを尽くしてプロジェクトを成功させる活力となります。私の先生は、いつも「自分で実験して、自分で考えて問題を解決しなさい。ここはそういう場所だ。」とおっしゃっていました。最初は大変でしたが、最終的に問題への対処能力や批評分析の能力を高めることができました。

2.学費・生活費などの経済的支援
このテーマが一番気になって待っていた方もたくさんいるでしょう（笑）。心配しないでください。JAISTには留学生に対するさまざまな支援制度があります。私は博士前期課程と博士後期課程の両方で文部科学省（MEXT）奨学金を受給することができ、この奨学金は授業料や生活費の一部、航空運賃をサポートしてくれました。他にもJSPSの博士後期課程の学生を対象としたフェローシップや、民間企業や団体による奨学金が多数あります。みなさんも希望に合った奨学金に出会えたらいいなと思います。私はこの奨学金のおかげで、問題なく研究と勉強を継続し修了することができました。このサポートがなければ、日本に留学することは不可能だったでしょう。指導教員の先生とJAISTにはとても感謝しています。

3.言葉の壁？英語が話せれば問題ありません
日本での言葉の壁を恐れている方も多いのではないでしょうか。全く心配はいりません。JAISTは、教員、事務員、研究室の仲間、そして友人など、誰とでも英語で快適にコミュニケーションできる場所です。ほとんどの授業が英語と日本語で行われます。また、学生の50％近くが海外からの留学生なので、孤独を感じることはありません。異なるバックグラウンドの学生に出会えたり、同じ故郷の学生と遭遇する可能性もあるでしょう。

4.明るい未来
大学院生は研究の成功を支え、わくわくするような最先端の発見に貢献しています。JAISTは、日本のコミュニティだけでなく、世界的にも高い評価を受けています。（2020年のQS世界大学ランキング401位～450位。※ただし、JAISTは学部を設けていないため、QSランキングはデータを完全に反映していない可能性があります。）そして多くの研究室が、Nature Methodsなどのトップジャーナルに研究成果を発表しています。JAISTは、研究成果を海外の国際会議で発表する場合、その参加費と旅費を支援しています。さらに、就職支援室では、修了後日本で就職できるよう手厚くサポートしています。
研究や勉強の他にも、春は美しい桜、夏は近場の海で海水浴、秋は美しい紅葉、冬は雪景色（冬はスキーが人気）と、四季を楽しめる素晴らしい景色にキャンパスや周辺地域で出会えます。私は出かけることが大好きなので、冬休みや夏休みには友人と石川県や近県の素晴らしい観光地をたくさん訪れました。ですから、皆さんも（時には）時間を作って研究活動から離れ、大学の外の世界と触れ合うことで、今までにない楽しみと遭遇し、それにより研究活動の意欲をさらにチャージできると思います。

みなさんには選択の自由があり、これからの数年間をどのように切り開くか自由に決めることができます。今、自分にとって何が大切かを考えてみてください。社会や家族との日常はもちろん、健康で幸せにいつづけるために優先すべきことは何でしょうか？修士号や博士号を取得したら何をしたいですか？あなたの思い描く将来に直結する学位を取得するために、まず何ができるでしょうか？

JAISTは本当にみなさんのことを待っています
みなさんの未来がとても明るいものになるように心から祈っています！