11月9日（木）、10日（金）の２日間、ANAクラウンプラザホテル金沢において「北陸発の産学官金連携マッチングイベント『Matching HUB Hokuriku 2023』を開催し、2日間でのべ1,636名が参加されました。
今年度は、オンライン配信はせず会場のみでの開催となりましたが、昨年度の来場参加者数（のべ1,510名）を超える多くの方にご参加いただき、記念すべき第10回目に相応しい大盛況となりました。

本イベントは、今回も公益財団法人北陸先端科学技術大学院大学支援財団、一般社団法人JAIST支援機構、一般財団法人北陸産業活性化センター、富山大学、金沢大学及び福井大学との共催で開催しました。

初日は、寺野学長による開会挨拶の後、「スタートアップとイノベーションで世界を変える 」をテーマに、特別講演では、石川県副知事 西垣淳子氏、株式会社CAST 代表取締役中妻啓氏、一般社団法人ガンダムGLOBAL CHALLENGE GGCテクニカルディレクター（専任）石井啓範氏の3名よりご講演いただきました。

その後、引き続き同テーマについて、いしかわスタートアップステーション連携事業であるパネルディスカッションを実施しました。(共催：公益財団法人 石川県産業創出支援機構（ISICO)）パネリストとして、特別講演の西垣氏、中妻氏、石井氏に加えて、アステナホールディングス株式会社常務執行役員、アステナミネルヴァ株式会社代表取締役社長 清水　雅楽乃氏、MVP株式会社代表取締役、株式会社ビジョンインキュベイト取締役 武田泉穂氏、株式会社ModelingX代表取締役CEO山田航大氏の合計6名にご登壇いただき、スタートアップやイノベーションが地域社会に革新をもたらす可能性について熱い議論を交わしました。

続いて、学生ビジネスアイデアコンテストM-BIPの最終審査（プレゼンテーション形式）を行いました。北海道から九州まで全国から集まった12提案のファイナリストの学生達が20名の審査員を前に、プレゼンテーション及び質疑応答に臨みました。

2日目は、北陸を中心に全国から集まった企業や各種団体によるパネル展示を行いました。今年は、新型コロナ感染症も落ち着いてきたことから、昨年から10％増加となる225ブースとし、シーズとニーズのマッチングによる北陸の新産業創出の可能性を探りました。また、M-BIPの入選者によるポスターセッションとして27ブースが設けられ、意欲の高い学生と参加者との交流の場を提供しました。また、当日は出展企業や学生によるプレゼンテーション、国立研究開発法人科学技術振興機構（JST）主催の関係機関セミナー、企業PRや自治体とのマッチング促進のための展示場内のライブレポート、M-BIP最終審査の結果発表及び表彰式を行いました。

本イベントは、大学が主体となった広域にまたがる産学連携・産産連携イベントであり、特色ある取組として文部科学省をはじめ多方面から高い評価を得ています。10回目を迎えた今年度は、日本全国への展開も含めて、「Matching HUB」の更なる価値の向上と発展に注力していきます。

◆◇Matching HUB Hokuriku 2023の様子◇◆

11月9日(木)

寺野稔学長による開会挨拶

特別講演：「なぜ今スタートアップが求められているのか」石川県副知事　西垣淳子 氏　

特別講演：「地域大学発イノベーションの社会実装に向けて　熊本大学発ベンチャー・株式会社CASTの取り組み」株式会社CAST　代表取締役　中妻啓 氏

特別講演：「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA　実物大 “動くガンダム” プロジェクトの軌跡～多様な企業の連携によるイノベーションの創出～」一般社団法人 ガンダムGLOBAL CHALLENGEGGCテクニカルディレクター（専任）　石井啓範 氏

会場内の様子

パネルディスカッション：『スタートアップとイノベーションで世界を変える』

M-BIP最終審査(公開プレゼンテーション)

M-BIP審査員との質疑応答

11月10日(金)

オープニング

展示会場内の様子①

展示会場内の様子②

展示会場内の様子③

M-BIP入選者によるポスターセッション

Matching Pitch（出展企業による1分間プレゼンテーション）

M-BIP Pitch（学生による1分間プレゼンテーション)

国立研究開発法人科学技術振興機構（JST）による関係機関セミナー JST-NEDO連携企画「事業活用＆採択課題ピッチセミナー」

Matching LIVE（パネル展示会場内レポート）

北陸未来共創フォーラム マテリアル分科会　五感情報通信に基づく学際的研究開発WGセミナー

M-BIP受賞者と審査員の皆さん

永井由佳里理事による閉会挨拶