＜長編＞『環境に優しい高性能バイオプラスチックの開発』

今世界的に議論されるプラスチックの環境問題。この解消に向けて、地球環境に優しい「バイオプラスチック」の開発に取り組むのが、環境・エネルギー領域の金子達雄教授です。
ご自身の研究を通じて、人間の存続だけではなく、動物や植物とも共生できる社会を作っていきたいと語る金子先生。
マテリアルの研究を通じて持続可能な社会を目指す先生の研究をご紹介。

＜短編＞『高い保水・保湿効果を持つサクラン』

金子教授の天然高分子の材料化を目指す研究の成果として、すでに実用化されているのが食用藍藻（らんそう）類スイゼンジノリ由来の寒天物質「サクラン」です。
極めて高い保水・保湿効果や創傷治癒があるとして注目を集め、世界中で使われています。
金子先生の研究からますます目が離せません！

◆　Beyond2050-JAISTの「種」が作る未来 ◆

今から30年後の未来。私たちの住む世界はどのような変化を遂げているのでしょうか。
地球温暖化や自然災害の頻発など社会問題がますます深刻化する一方、日々進化するテクノロジーを活用して、より美しい地球、より住みやすい社会を次の世代に残すための挑戦が世界各地で進んでいます。
世界最先端の研究拠点である北陸先端科学技術大学院大学（JAIST）も、未来のカタチを変えるような研究・課題に日々取り組んでいます。本シリーズでは、本学の研究を通じて見えてくる未来の世界をご紹介します。