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環境中に流出したプラスチックのほとんどが最終的に行きつく場所は海洋であり、既に世界の海に流出したプラスチックごみは計1億5,000万トンとされる。こうした大量のプラスチックごみは既に海の生態系に甚大な影響を与えている。本問題の根本解決は海洋生分解性プラスチックを流通させることにある。反面、分解性であるが故に使用時の劣化スピードの速さがその実用化を妨げている。このトレードオフを打ち破るプラスチックは「使用時は十分な耐久性を持つ一方、海洋環境中における強い太陽光照射の下で光スイッチ分解性を示すようになるプラスチック」である。本ムーンショット事業では従来の生分解性プラスチック、新規開発の生分解性プラスチックおよび新規高機能光触媒を用いて、光スイッチ型海洋生分解性プラスチックを新規開発し、地球環境再生に向けた持続可能な資源循環の実現に取り組む。