NMRを使ってタンパク質の構造—機能の相関を解明する研究は、次の図のように幾つかのステップに分かれています。
それぞれのステップの説明は次の通りです。
試料タンパク質そのものに興味を持って研究する場合は、5つのステップを通しで実行することが重要です。一方で、それぞれのステップごとに要素技術を高度化するような研究テーマもあります。この場合は、性質のよくわかっているモデルタンパク質を試料として利用するのが一般的です。
当研究室では、タンパク質試料そのものの研究テーマと要素技術高度化のテーマを並行してすすめています。
試料に興味を持って研究を実施した例としては、
Science (2014) 344, 168-172. 詳しい内容はこちら。
Nat. Commun. (2011) 2, 152. 詳しい内容はこちら。
などがあります。
また、要素技術の研究例には、
J. Biomol. NMR (2008) 42, 271-277.
Sci. Tech. Adv. Mat. (2005) 6, 463-467.
などがあります。