伊藤研 博士前期課程の山本尚毅さんが日本デザイン学会グッドプレゼンテーション賞を受賞しました。(2023/6/25)
https://www.jaist.ac.jp/whatsnew/award/2023/08/08-3.html
■受賞年月日
令和5年6月25日
■研究題目、論文タイトル等
「意思決定を補助する道具」としての進路選択マトリクス
■研究者、著者
山本尚毅、菊田隆一郎(ニューヨーク大学)
■受賞対象となった研究の内容
高校生が卒業後の進路を選択する際に利用できる意思決定プロセスを支援するツールキットをデザインした。本ツールキットは、卒業後の進路について、彼らが持つ選択肢や重視する判断基準などを可視化するものである。高校生が直面する複雑な進路選択に対し、思考を外化しマトリックス上で整理をする。ツールキットを活用した高校生は主体的に新たな選択肢の探索や判断基準の再検討を行い、マトリックスを作り直し、選択への納得度を向上させた。本ツールキットの柔軟で直感的なデザインは、中等教育機関に属する高校生が合理的な進路選択を行うことを容易にするとともに、日本の教育機関とそれを取り巻くステークホルダーが抱える進路選択に対する体系的な問題の克服に貢献できる可能性がある。
■受賞にあたって一言
海外の大学への進路を選択した当時の高校生とともに実施した研究で賞を頂けたことに喜びを感じております。社会実装と研究を往還しながら、精進していきます。