安藤昌也教授をお迎えし、知識科学に基づくイノベーションデザインセミナーが開かれました。
安藤・伊藤による科研費(挑戦的研究(開拓)高度科学技術社会の新局面)「人間中心設計と人類学の対話によるシステム設計思想:HCDを多元化する挑戦的試み」との共催として開催されました。
コロナ渦でのオンライン開催となりましたが、95名の申込者があり、盛況でした。
日時: 令和3年2月19日(金)19:00~21:00
(オンライン開催)
「多元的な人間を捉える挑戦的試み──UXデザインの視点とプロセス」
講演者:千葉工業大学 先進工学部 知能メディア工学科教授
(JAIST 教育連携客員教授) 安藤 昌也 氏
講演要旨
ユーザーの経時的な体験(UX)を重視したものづくりである「UXデザイン」は、今や多くの産業領域に広がり、一般化しつつある。それには、さまざまなデザイン手法の整備と実践事例の積み重ねにより、デザイン方法論として確立したことが背景にある。特に、人間中心設計の考え方はその基本となる考え方である。一方で、人工知能(AI)を適用したシステムが、社会のあらゆる分野に浸透しつつある。AIが発展すると多くの職業がなくなる、という議論もあるが、人間中心設計やUXデザインの観点から、どのようなシステム設計のあり方を考えるべきだろうか。本講演では、UXデザインの考え方を整理するとともに、AI時代のUXの捉え方について、最新の研究結果を踏まえて議論する。
モデレータ 知識マネジメント領域 伊藤 泰信
【共催】科研費(挑戦的研究(開拓)高度科学技術社会の新局面)「人間中心設計と人類学の対話によるシステム設計思想:HCDを多元化する挑戦的試み」(安藤・伊藤)