先端科学技術研究科 博士前期課程1年 藤田 裕樹さん
留学先機関名:インド理科大学院大学(Indian Institute of Science Bangalore(IISc))
留学期間:2017年10月16日~2017年12月14日
留学の動機、きっかけ
大学院在学中に必ず一度は海外留学を経験したいと考えていた時に、魅力的な留学プログラムを紹介してもらったことがきっかけです。
留学にあたって準備したこと
オンラインの英会話レッスンなどを利用することによって英会話力の向上を図ると同時に、留学先の研究室の学生が出している論文を読んでいました。
留学先での活動について
Department of Computer Science and AutomationのVisualization and Graphics研究室にて研究を行いました。内容としては、多くのアルファベットの文字フォントに対してそれらの特徴量を取得し、分類・可視化を行うというものでした。
また、HITACHI India Pvt. Ltd.にて2週間インターンシップも経験しました。
留学先での生活について
留学先の大学院の寮で生活をしていました。大学の構内に食堂があるだけでなく、小さな売店やレストランなどもあり、学内で生活を完結させることが可能でした。もし売店に置いていない必要なものが出てきたり、学内での食事に飽きたりした時には、近所の大きなショッピングモールに行けば基本的に困ることはありません。個人的にはそのショッピングモールがとても気に入っていたので、かなりの頻度で散歩がてら遊びに行っていました。
留学先で苦労したこと
特に日本の常識と異なる様々な点において苦労しました。例えば初日に銀行にてお金を振り込む必要があったのですが、現金で払うことをひたすら嫌がられて非常に困りました。しかし、うまく説明して交渉すればなんとかなることが多かったので、問題が発生した時は怯まず強気の姿勢でいることが重要だと思います。
留学を通して得たもの、学んだこと
世界では日本と異なる視点でものを見ていると感じることが多く、自分自身の視野も広がった部分があると思います。特にインドから見た日本や、インド人学生の大学という場所の捉え方などは新鮮に感じました。語学力に関しても、日常生活では基本的に伝えたいことが明確になるので、どうにかして相手に伝えるという能力は特に鍛えられたと思います。
留学を検討している人へのアドバイス
インドへの留学を検討している人の中には、生活面で不安を抱える人もいると思います。実際に生活してみると困ることはたくさんありますが、不思議なほど慣れていくので、実はそこまで心配することもないのかもしれません。現地の生活に関して詳しく知りたい時は、インド留学経験者の日本人学生が最も具体的なイメージを持っているので、そのような人から話を聞くことが良いと思います。
インド理科大学院大学の正門にて